「第29回 日本ゴールドディスク大賞」の受賞作品・アーティストが2日、発表され、嵐が、2011年以来4年ぶり3度目となる「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」邦楽部門に輝いた。洋楽部門で選ばれたワン・ダイレクションは、2年連続の受賞となる。

「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」洋楽部門を受賞したワン・ダイレクション

「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」は、対象期間中(2014年1月1日~2014年12月31日)のCD、音楽ビデオ、有料音楽配信等の正味売上金額合計が最も多いアーティストに贈られる賞で、邦楽・洋楽各1組を選出。邦楽部門で4年ぶりの受賞となった嵐は「昨年の活動がこのような賞に結びついたことを大変うれしく思います。この賞は、曲を生んでくださった作家さん、携わっているたくさんのスタッフ、そして何よりファンの皆さまが手にとってくださっていただけた賞だと思っています。これからもファンの皆さまに楽しんでいただける作品を作っていけるよう、僕ら自身も楽しんで音楽活動を続けていきたいと思います」と喜びのコメントを発表した。

嵐はまた、今年はアルバム『THE DIGITALIAN』で「ベスト5アルバム(邦楽)」、『アラフェス'13』『ARASHI Live Tour 2013"LOVE"』の2作品でそれぞれ「ベスト・ミュージック・ビデオ(邦楽)」を受賞し、4冠の栄誉に輝いた。

「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」洋楽部門を受賞したワン・ダイレクションは、アルバム『フォー』で「ベスト3アルバム(洋楽)」、『'ホエア・ウィー・アー' ライブ・フロム・サンシーロ・スタジアム』で「ベスト・ミュージック・ビデオ(洋楽)」も受賞。「2年連続でこのような賞をいただけて本当に光栄です。アルバム『フォー』は、これまでで一番長い時間をかけて、一番制作に携わって、自分たちの成長を感じることもできる一番誇りに思う作品です。デビューから4年、僕たちがこうしていられるのはファンの皆さんのおかげです。ファンの皆さんなしには何一つ成し得なかったと思っています。いつも感謝の気持ちでいっぱいです。日本のファンの皆さんも本当に最高です。またコンサートで会えるのを楽しみにしています」とメッセージを送った。

『次の奇跡』が「アルバム・オブ・ザ・イヤー(邦楽)」に選ばれたAKB48は、「ベスト3アルバム」に加え、「ラブラドール・レトリバー」で「シングル・オブ・ザ・イヤー」「ベスト5シングル」を受賞するとともに「心のプラカード」「前しか向かねえ」でも「ベスト5シングル」を受賞と6冠を達成。さらに今回AKB48は、第25回から5年連続で「シングル・オブ・ザ・イヤー」受賞するという初の快挙を成し遂げた。この偉業について、「こうして考えると『Beginner』の頃からということで、どんどんメンバーも入れ替わる中、5年連続でこのような素晴らしい賞を頂けて光栄に思っております。これからもメンバーのみんなで、ファンの皆さんに感謝の気持ちを示しながら10周年を頑張っていきたいと思います」と語った。

そのほか各賞は、「ベスト・エイジアン・アーティスト」には昨年と同じく東方神起、「ニュー・アーティスト・オブ・ザ・イヤー(邦楽)」にはジャニーズWEST、「特別賞」に、昨年"レリゴー"旋風を巻き起こした『アナと雪の女王 オリジナルサウンドトラック』といった結果になっている。

第25回から5年連続「シングル・オブ・ザ・イヤー」を受賞したAKB48

「ベスト・エイジアン・アーティスト」に輝いた東方神起

左から、「アルバム・オブ・ザ・イヤー(邦楽)」の「次の奇跡/AKB48」、「シングル・オブ・ザ・イヤー」の「ラブラドール・レトリバー/AKB48」、「特別賞」の「アナと雪の女王 オリジナルサウンドトラック/V.A.」