2015年1月に放送予定のTVアニメ『蒼穹のファフナー EXODUS』の先行上映イベントが27日、都内で行われ、キャストによる舞台あいさつや「総士生誕祭」と題したイベントが行われた。

左から『蒼穹のファフナー』シリーズのプロデューサー・中西豪氏、石井真、喜安浩平

『蒼穹のファフナー』は、2004年7月~12月に放送された、巨大ロボットに搭乗して未知の生命体と戦う少年たちを描いたオリジナルTVアニメ(全26話)。2005年にはTVアニメの前日憚を描いた『蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT』がTVスペシャルとして放送され、2010年12月にTVアニメの2年後を描いた劇場アニメーション『蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH』が公開されている。2015年1月からスタートする『蒼穹のファフナー EXODUS』は、劇場版の2年後の世界を描いた作品で、2015年1月よりMBS・TBS・CBC・BS-TBSの"アニメイズム"枠で放送開始。オープニング主題歌「イグジスト」、エンディング主題歌「暗夜航路」ともにangelaが担当し、12月27日からは本編第1話(完全長尺版)と第2話が期間限定で先行上映されている。

TVアニメ『蒼穹のファフナー EXODUS』の新キービジュアル

初公開されたオープニング&エンディング主題歌を収録したCDジャケットのイラスト

東京・シネマサンシャイン池袋の初日舞台あいさつには、『蒼穹のファフナー』シリーズのプロデューサー・中西豪氏をMCに、真壁一騎役の石井真、皆城総士役の喜安浩平が登場。シネマサンシャイン池袋では本編上映後に大喝采が巻き起こり、その様子をステージ脇で見ていた喜安は「感動で背筋がゾクっとしました。ようやく皆さんにお届けられるんだなと実感しました」と感無量の表情を見せていた。

最新作となる『蒼穹のファフナー EXODUS』について石井は「役者さんたちが切磋琢磨して作品を作り上げていく心地よさと緊張感が混在するいい現場。生活に張りが生まれました」と1週間に1度は訪れる収録日の様子を語り、喜安は「2年後の世界ということで総士にも変化があり、前シリーズと比べると若干落ち着いた声で収録に臨んでいます」と役どころを明かしていた。

石井もハッピーバースデーソングを熱唱した「皆城総士 生誕祭」

その後、12月27日が皆城総士の誕生日ということで「皆城総士 生誕祭」に突入。まずはケーキの入場となるが、劇場内は火気厳禁ということでローソクはなし。まさかの"エアー火消し"をする羽目になった喜安に、石井からは「このケーキにはローソクがあり火がついています……総士さんは驚きの消し方を披露してくれます」とさらなる無茶振り。石井とファンからのハッピーバースデーソングが贈られる中、追い込まれた喜安は首を横に90度傾ける"エアー火消し"を披露し、会場はこの日一番の拍手に包まれていた。

そのほか、新キャストとなる御門零央役の島崎信長からビデオレターも到着。総士へ向けたおめでとうメッセージの後、「『EXODUS』は映像・音・シナリオすべてキッチリ作られている作品。収録現場もいい緊張感があり、熱い現場でした。」と作品をアピールし、最後に島崎は「歌います!」とハッピーバースデーソングを熱唱。これに出演者からは「歌、カブっちゃった!」と総ツッコミを入るも、これは「クロッシング」とばかりに出演者とファンはその歌に笑顔と拍手で答えていた。また、2015年1月9日より動画サービス「ニコニコ生放送」にて、TVアニメ版『蒼穹のファフナー』の一挙配信も決定。「TV版を見終わってからの~『EXODUS』!」と、出演者たちが2015年に流行らせようとしているという"『EXODUS』ポーズ"を披露していた。

『EXODUS』ポーズ

締めのあいさつで石井は「テレビのオンエア前に、皆さんの反応を見ることができて幸せです」と感慨深げな表情を見せ、喜安は「劇場版でもこのような舞台に立てましたが、再び帰ってこられて本当に幸せ。皆さんを見たり、声を聞いたりすることで、作品が世に出たことを実感しました。これからの収録も1話1話無駄にせず、声を吹き込んでいこうと思います」とファンへの感謝の言葉を述べていた。

(C)XEBEC・FAFNER EXODUS PROJECT