鉄道・運輸機構は26日、北海道新幹線木古内~新函館北斗間にて、最高速度260km/h運転を達成したことを発表した。

来年3月で定期列車が運転取りやめとなる寝台特急「北斗星」も、年末年始期間は運休に

北海道新幹線の2015年度末の開業に向け、12月1日から土木構造物・軌道・電車線・信号設備の機能確認を目的に、奥津軽いまべつ~新函館北斗間で新幹線車両H5系を使用した列車走行試験が開始されている。おもに入線・架線試験、ATC現示試験、速度向上試験を段階的に実施し、速度向上試験では道内新設区間(木古内~新函館北斗間)で設計最高速度となる260km/h、共用走行区間(奥津軽いまべつ~木古内間)で140km/hまで確認することとされていた。

鉄道・運輸機構によれば、木古内~新函館北斗間で26日午後、最高速度260km/h運転を達成したとのこと。「今後も安全・着実に試験を進めてまいりますので、引き続きご支援・ご協力よろしくお願いいたします」と発表している。

なお、共用走行区間ではATC現示試験が実施されており、貨物列車が運休する年末年始期間(12月29日~1月5日)を利用し、通常より在来線列車の運行されない時間帯が拡大される予定。そのため、寝台特急「北斗星」「トワイライトエクスプレス」、急行「はまなす」などの夜行列車は年末年始期間、計画的に運休となる。