三井不動産はこのほど、埼玉県富士見市にショッピングセンター「三井ショッピングパーク ららぽーと富士見」を開業することを発表した。オープン予定日は2015年4月10日。

三井ショッピングパーク ららぽーと富士見(完成予想図)

同施設は、広域から集客するリージョナル型ショッピングセンターとしては東武東上線エリア最大級となる。コンセプトは「人・モノ・文化が交差する新拠点~CROSS PARK~」で、従来の"人が集まる"だけのショッピングセンターから、空間、コミュニティー、体験、ショッピングを通して"人が交流する"新しい施設としてオープンするとのこと。

約15万2,000平方メートルの敷地内には、複数の百貨店、スポーツ・アウトドア、シネマコンプレックス、クリニックモールなど、100種類以上の業種、293店舗が出店する。1つの施設でさまざまな製品をまとめて購入できる「ワンストップショッピング」を実現するという。

出店テナントには、「ゼビオ」や「ノジマ」などの「体感型店舗」も誘致した。また、ファッション店舗はセレクトショップやインポートブランド、カジュアルまで幅広くそろう。飲食店としては、"地産地消"のビュッフェや3世代の消費者に対応した和食ファミリーレストランのほか、都内の人気店など12店舗で構成するフードコートも展開する。

三井ショッピングパーク ららぽーと富士見 施設内イメージ

敷地内には約8,700平方メートルの公園を整備し、屋上と外壁面の一部には緑化を施した。3層のサーキット型のモールは、店舗を見て回りながらのショッピングはもちろん、行きたい店舗への移動もしやすいという。屋内でも、緑豊かな3層吹き抜けのフードコートを中心に、公園をイメージした休憩スペースを共用部各所に配置する。

地元の「JAいるま野」も出店し、採れたて野菜の販売や食にまつわるイベントを開催する。東京農業大学・富士見市・JAいるま野・地元生産農家と連携した近隣農地での「収穫体験」なども実施。地域の交通利便性も考慮し、市内外主要駅から路線バスが乗り入れる交通広場も整備した。地域住民の暮らしをサポートするため、認可保育所やクリニックモールなども誘致する。

施設内には、多世代が楽しめるバリエーション豊かなエンターテインメント施設も設置。日本初となるレゴの日本向けコンセプトストア「レゴストア(仮称)」や、チームラボが提供する「学ぶ!未来の遊園地(仮称)」、電車の運転体験ができる「セガソニック鉄道(仮称)」もオープンする。また、バーベキュー場やフットサルコートなども整備するとのこと。