11月19日から舞台『恋するハローキティ』がハロー!プロジェクト所属のアイドルグループ・Juice=Juiceの主演で再演されることを受け、2009年11月に同舞台で主演を務めた女優・真野恵里菜が17日付のブログで胸の内を明かした。

Juice=Juiceにエールを送った真野恵里菜

真野は2006年、アップフロントグループのオーディションがきっかけで芸能界入り。2009年3月に1stシングル「乙女の祈り」でメジャーデビューし、以後13枚のシングルを発売するなど、アイドルとして活躍した。その後、2013年2月にハロー!プロジェクトを卒業。今年4月公開スタートの映画『THE NEXT GENERATION - パトレイバー -』の主演に抜てきされるなど、卒業後は女優として活動の幅を広げている。

その真野が舞台デビューを飾ったのが、スマイレージのメンバーらと共に出演した2009年11月上演の『恋するハローキティ』だった。誕生から当時35周年を迎えたハローキティとのコラボ作品で、おもちゃの国からやってきた人形"ハローキティ"が人間の男性との"恋"と"友情"に揺れる学園ラブファンタジー。10代の男女向けながら、劇団「空間ゼリー」の坪田文が脚本を担当し、深みのある作品に仕上げた。

同舞台がJuice=Juice主演、同じく脚本・坪田文でミュージカル作品として復活する。真野は17日、「いつまでたっても大切なもの。」と題してブログを更新。「ちょっと前にJuice=Juiceのみんなに会いました」と報告しながら、「正直、最初再演の話を聞いたとき戸惑いました。ものすごく。当時のスマイレージや他の共演者の皆さんと必死に一生懸命創り上げた作品を新たなキャストでやるってどういうことなんだろうって」と複雑な胸の内をつづった。

それでも、今では「再演されるってことはあたしたちの恋ハロが評価されたってことだから今は、Juice=Juiceの恋ハロがどんな感じに生まれ変わるのか楽しみでもあります」と前向き。「多分、みんなもプレッシャー感じてると思う。ちょっと形は違うけど、原作がある作品を演じるのはものすごくプレッシャーを感じます。それを去年味わったからみんなもそうなのかなって」と思いやり、最後は「だから、みんなにはあたしたちの恋ハロを気にせずJuice=Juiceのカラーを大切に新しい、恋するハローキティを創り上げてほしいな」「ファイトー」と後輩にエールを送っている。

Juice=Juice主演の『ミュージカル 恋するハローキティ』は、19日から東京・紀伊國屋サザンシアターで上演。20日のアフタートークショーではスペシャルゲストとして真野が登壇する。