リクルーティング スタジオは10月23日、スマートフォンアプリ「名字由来net」とWEBサイト「名字由来net(Web)」から「都道府県別名字ランキングベスト2500」を発表。あわせて、日本一多い名字である「佐藤」姓の都道府県別順位と人数も発表した。

都道府県別・「佐藤」姓の順位と人数

東北・関東に多くみられる

「佐藤」は北海道や岩手県など9つの都道府県で1位となっており、北海道・東北・関東地方の全ての都道府県で3位以内にランクインしている。同姓は現在の栃木県にあたる「下野国佐野庄」や現在の福島県にあたる「岩代国信夫庄」にルーツがあるという説もあり、現在でも東北・関東地方で多く見られる。

日本全国の人口に対して「佐藤」姓を持つ人の割合は1.6%で、都道府県別に見ると秋田県が8.38%(約105万人中8万8,000人)と最も高く、山形県(7.71%:約114万1,000人中8万8,000人)や宮城県(約7.04%:232万8,000人中16万4,000人)も高かった。この3県には特に「佐藤」が多いことがわかる。なお、山形県の名産品であるさくらんぼ「佐藤錦」のブランド名は、作出者である佐藤栄助氏の名字に由来するという。

一方で、関東より西の府県において「佐藤」姓が1位となったのは徳島県と大分県のみで、2桁の順位となっている府県も多かった。中でも沖縄県では317位で、「佐藤」姓を持つ人の割合は県民の0.05%(約141万5,000人中700人)と最も少なかった。次に少なかったのは高知県(0.13%:約74万5,000人中1,000人)で、順位は166位となった。