2年間の結婚生活

井上:どうなんですかね、結婚生活。短かったといえば短かったんだけれども、振り返って今、どう感じてますか。

矢口:そうですね、やっぱりその…お付き合いしていた時期と結婚生活で言うとやっぱりいろんな違いがあったなとは思うんですけど、ずっと楽しかったのは楽しかったです。常に2人でいるタイプだったので。

宮根:でも、今話を聞いて分かったのは、中村さんも偉いね。だって、やぐっちゃんが100%悪いわけでしょ。でも、そこでやぐっちゃんからそういうことはしゃべらないでって言われてオッケーして、あれだけバラエティ番組出ているのに。その約束を守っている中村さんって偉いよね。

矢口:そうですね。だから本当に大変な思いをさせてしまっているんですけど、ちゃんと約束を守ってくれているので、私もしゃべるわけにはいかないという…。

井上:別れてからは連絡はとってないんですか。

矢口:とってないです。

宮根:まぁ、とったらややこしなるもんね。

矢口:そうですね。ちゃんと話し合って離婚をさせていただいたので、それ以上は特にないですね。

宮根:どこかでまた友だちになるよ、きっと。

矢口:どうでしょう…ね。そこは向こうにお任せします。

宮根:おじいさんとおばあさんになったらなるよ。うん。

井上:なると思います。僕らもいっぱい失敗していますからね。

宮根:(コメンテーターの)森本元防衛大臣。世間様に迷惑かけたわけじゃないですもんね?

拓殖大学教授、元防衛大臣・森本敏(以下森本):そうなんですけどもね、ひどい日に僕も番組に入ったなと思っているんですけど(笑)。いろんな人間に職業があるんだけど、僕なんかは教員だから、教員や弁護士なんかは一般の言葉で言うと「人格商売」なんだよね。だから、1回こういう問題があったら2度と世間に出て来れないんだけど、やっぱり「人気商売」というのはね、能力が認められて、人気があって、いつでもカムバックできるし。それから、その度ごとに人間がどんどんと成長していくプロセスの中にあるので、それは大事にしてこれから育ってほしいなと思います。やっぱり、たくさんの人に迷惑をかけるという気持ちはね、こういう体験しないと絶対に分からないわけですからね。

宮根:ええこと言うなぁ~! やっぱり元防衛大臣。

矢口:ありがとうございます。

活動休止中の生活

宮根:公の場から姿を消して周囲と連絡はとらなかったんですか?

矢口:やっぱり報道がおさまらなかたので、私と連絡をとってしまうと、その人に取材が行ってしまうんですね。私は半年ぐらい家からほとんど出ずに、ずっと家にこもっていたので。

井上:家にずっとこもっているといっても、食材とか買いにいかないといけないじゃないですか。

矢口:お母さんにそれはすべて助けてもらって。食料品だったり、あとはDVDを借りてきてもらったりしながら過ごしていたんですけど。

宮根:半年間、どういう暮らしだったんですか。

矢口:どういう暮らし…そうですね…とにかく考える時間がいっぱいありすぎて、精神的にもかなりまいって、1回お腹が痛くなって動けなくなってしまった時があったんですよ。たぶん、精神的なところから来るものだと思うんですけど、そこから番組をお休みさせていただくことになったんです。

宮根:ということは、一連の騒動があって番組を降板というよりも、体調がかなり悪くなった?

矢口:そうですね。やっぱり、人前に出ること自体が怖すぎて。当時、友だちに何かをしゃべったりすると、それが全部表に出てしまうんじゃないかと思って、たぶん連絡をとらなかったんですけど。

宮根:でも、結構孤独でしょ?

矢口:そうですね。話し相手はお母さんだけだったんですけど。でも、テレビ見たりとか。あっ、テレビは見れなかったんです。自分の顔を見るのが嫌だったので、DVDを見ていました。