広島県はワタミフードサービス(以下、ワタミ)とコラボレーションし、「泣けるほどウマイ!広島泣きメシ」を10月29日から全国325店舗の「和民」と「坐・和民」(うち58店舗では10月22日から)で提供する。このキャンペーンに先立ち、広島ブランドショップ「TAU」(東京都中央区銀座)では、広島出身のアーティスト・島谷ひとみさんたちが"泣きポイント"を紹介するイベントが行われた。

「泣けるほどウマイ!広島泣きメシ」が全国へ(左から、カープガールの古田ちさこさんと天野恵さん、アーティストの島谷ひとみさん、リアルゆるキャラ「がんす娘。」さん)

全国を泣かす「広島泣きメシ」

島谷さんは高校まで、呉市の倉橋島(くらはしじま)で過ごしていたそう

広島県は本年度、新観光プロモーションの中心施策として「広島県究極のガイドブック」を発行。感動の最上級は「泣ける!」を編集コンセプトに"泣けるほど美しい景色"、"泣けるほど美味しい食事"、"泣けるほど優しい人情"など、観光地としての広島県の魅力をポジティブに表現した観光プロモーションを展開している。

今年7月に発行され、現在でも入手困難とされている広島県のフリーマガジン「広島県究極のガイドブック」に登場する「広島泣きメシ」は、思わず涙がこぼれるほどのうまさ・エピソード・思いが詰まった、広島人なら誰もが知る食べ物を紹介している。今回のコラボレーションは、広島県とワタミのコラボ3周年と「広島県究極のガイドブック」発行を記念したもので、ガイドブックに登場する「広島泣きメシ」にアレンジを加えたメニューが提供される。

牡蠣は汁まで召し上がれ!

キャンペーンに先駆けて行われたイベントには、広島県呉市出身の島谷さんのほか、熱狂的「カープ女子」の中でも"神3"と称されるカープガールの古田ちさこさん(千葉県船橋市出身)と天野恵さん(広島県広島市出身)、広島名物「がんす」を全身全霊でアピールしてくれるリアルゆるキャラ「がんす娘。」さん(広島県呉市出身)が登場。

古田さんは千葉県出身だが、カープを通じて広島好きになったと言う

「にわかファンじゃないですよ!」とカープ愛を語る天野さん

「がんす娘。」さんは「たちまちおいしい」という言葉を連発

今回コラボ展開する「泣けるほどウマイ!広島泣きメシ」は、地元では行列必須の汁なし坦坦麺の有名店「中華そば くにまつ(國松)」と開発した「和民の汁なし坦坦麺」、「がんす」を生産する三宅水産の協力を得て作られた「和民のがんす」、そして、広島県産の牡蠣料理「広島県産 カキフライ」「広島県産 焼き牡蠣 醤油バター」の4品となる。

島谷さんは呉市の中でも倉橋島(くらはしじま)という島の出身で、母方の実家が牡蠣の養殖場だったという。その養殖場では炭火で焼く牡蠣の実演販売もしていたようで、「いまでも牡蠣は、殻付きのものをバチバチ焼いて食べるのが一番! 殻の風味も相まってこれがおいしいんですよ」とのこと。会場に登場した「広島県産 焼き牡蠣 醤油バター」も汁まで召し上がり、「この味を全国で食べてもらえることに、個人的にも泣きそう」と語ってくれた。

「汁までいただくのが牡蠣」と言いつつ、島谷さんが「広島県産 焼き牡蠣 醤油バター」(190円/1個)を実食

「広島人はパフォーマンスが好きじゃけぇね」

広島名物「がんす」とは、魚のすり身に玉ねぎの甘みとピリ辛の唐辛子を混ぜ、パン粉で仕上げた特産品。広島弁で「~ございます」という意味もあるそうだ。「がんす娘。」と記されたプレートを頭に掲げて「がんす」を全国にアピールしている「がんす娘。」さんは、「冷めてもたちまちうまい『がんす』だけど、揚げたてがくそうまいということを全国の人に知ってもらいたい。これがね、生姜醤油がよ~合うよ」と独特の広島弁も交えて紹介。

そして、「和民の汁なし坦坦麺」は食べる前に30回混ぜることがポイント。「広島人はパフォーマンスが好きじゃけぇね」と「がんす娘。」さんが言うように、お好みでラー油を加えられるほか、シメにご飯と温玉を混ぜて醤油をたらす、というアレンジができるのも魅力となっている。カープガールの天野恵さんは、「地元では並ばないと食べられない國松の味を全国で食べられることが本当にうれしいです。味もアレンジされているので、ぜひ、広島の人にも食べてもらいたいです」とコメントしてくれた。

「和民の汁なし坦坦麺」(590円)をおいしく食べるコツはよく混ぜること

広島県×和民の「泣けるほどウマイ!広島泣きメシ」は、「和民」「坐・和民」の合計325店舗(10月21日現在)で10月29日~2015年1月26日まで提供する予定(一部店舗は10月22日から)。ワタミでしか味わえない広島の味をぜひ泣きながらご堪能あれ!

「和民のがんす」360円

「広島県産 カキフライ」530円

※価格は税別