公開された『宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海』エンディングイラスト

10月11日より全国でイベント上映がスタートするアニメーション作品『宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海』で描き下ろされたエンディングイラストが2点公開され、イラストを手がけたむらかわみちお氏からコメントが寄せられた。

公開されたイラストは、艦橋から宇宙を見つめる主人公・古代進と森雪の後ろ姿と、加藤三郎と原田真琴の結婚式の模様を描いた2点。本作のエンドロールで見ることができる描き下ろしイラストで、他にもキャラクターたちのその後の様子を描いたものが合計9点、劇中で観賞できるという。これらのイラストは『宇宙戦艦ヤマト2199』でディスプレイデザインを担当し、オンラインで展開している漫画雑誌『角川ニコニコエース』(KADOKAWA)で本作のコミカライズを連載しているむらかわ氏が手がけている。

「『ヤマト2199』という作品の登場人物たちは、旧作に登場するしないにかかわらず、観る者の目にはもうしっかりと人としての存在感を持って息づいているんだと感じています」と語るむらかわ氏は、「"彼ならこうする"、"彼女ならきっとこんな"そんな想いとともにそこにいる」と明かしている。そして、加戸誉夫監督とイラストの打ち合わせをしている際に、監督も同じ感覚を持って演出していることに気づいたむらかわ氏は、「イラストは動かないし、言葉も発しない。でもだからこそ想像を巡らす余地がある」の持論のもと、「ヤマトの人たちのその後を思い浮かべる小さなきっかけになれば」という気持ちで今回のイラストを描いたという。

『宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海』メインカット

『宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海』エンディングイラスト

『宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海』は、2013年4月~9月まで放送されたTVシリーズ全26話に新規カットと新規収録ナレーションを追加し、シリーズ初の5.1ch化された特別総集編。ヤマトの長い旅路を主人公・古代進の視点で振り返る構成で、イベント上映当日の10月11日からは、上映館で劇場限定版Blu-rayも発売される。

『宇宙戦艦ヤマト2199』は、1974年に放送された『宇宙戦艦ヤマト』(読売テレビ・日本テレビ系)第1作をベースに、出渕裕総監督ら新たなスタッフで制作された完全新作アニメーション。2012年より全七章にわたるイベント上映と劇場限定版Blu-rayの同時発売、さらにVODと、これまでのアニメーションシリーズとは異なる展開を行い、開始1年半で経済圏100億円を突破。2014年12月6日からは、完全新作のアニメーション映画『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』が公開される。

(C)2012 宇宙戦艦ヤマト2199 製作委員会