歌手の矢沢永吉が6日、埼玉・さいたまスーパーアリーナで開催されたファッションイベント「第19回東京ガールズコレクション 2014 AUTUMN/WINTER」(以下TGC)にサプライズ出演した。

TGCにサプライズ出演した矢沢永吉 撮影:荒金大介(Sketch)

TGCは2005年8月から春夏と秋冬モデルの年2回開催されている国内最大規模のファッションイベントで、各種ブランドに身を包んだ人気モデルたちがランウェイを歩くほか、合間に行われる音楽ステージも見どころの1つ。中でも、"シークレットアーティスト"枠は恒例となっており、最近では浜崎あゆみ、安室奈美恵、赤西仁らが出演。観客は「今回は誰が出てくるのか?」と期待を抱きながら、当日を迎える。客層のメインは10代~20代の女性。しかし、矢沢の登場、その後のパフォーマンスは世代の壁をあっさりと壊してしまった。

この日はTGCのはじまりを告げるカウントダウンの後、スクリーンには「TOKYO GIRLS COLLECTION Power of Fashion!」。その後、ロングコートを着た男にスポットライトが当たり、背景には「TGC×E.YAZAWA」。矢沢永吉の存在に気づいた約3万3,200人の観客は驚きの声を上げ、すぐさま大歓声が会場中を包み込んだ。矢沢はゆっくりとランウェイを歩き、先端に設置されたマイクスタンドの前で「レイニー・ウェイ」を披露。歌い終えるとステージへダッシュし、今度は「サイコーなROCK YOU!」で会場をさらに盛り上げた。

時折、「All right!」「ありがとう!」と声援に応える矢沢。ラストは「センキュー」の一言を残してステージを後にした。あっという間の2曲。TGC10周年期のスタートを飾るにふさわしいステージとなった。本記事ではその熱狂のステージを60枚の写真と共に振り返る。