近畿日本鉄道はこのほど、観光特急「しまかぜ」での新サービス開始について発表した。10月10日から車内無線LANの提供とカフェでのスイーツ販売を開始するという。

走行中の前方映像イメージ

沿線観光情報イメージ

観光特急「しまかぜ」は現在、大阪難波・近鉄名古屋~賢島間で運行しており、10月10日からは京都~賢島間でも定期運行を開始する。これに合わせて、「しまかぜ」全列車に無線LANを導入。スマートフォンやタブレットPC、通信型ゲーム機などで無料でインターネットに接続できるようになる。

同時に、無線LANによる映像コンテンツ配信も開始。車内の個室とカフェに設置したディスプレイで流している走行中の前方映像をはじめ、「しまかぜ」オリジナル映像を手持ちの端末でも視聴できるようにする。その他、沿線観光情報や子供向け映像なども無料で配信する。

カフェで販売開始するスイーツは、近鉄沿線の名店「シェラトン都ホテル大阪」(大阪発着便)、「京都北山マールブランシュ」(京都発着便)、「お菓子職人おとべ」(全列車)の3店の商品。一部を除き、「しまかぜ」限定オリジナルスイーツが提供される。価格はスイーツ単品540円、スイーツと焼菓子・飲み物のセット1,000円。同時に車内販売(カフェ・ワゴン販売)の交通系ICカードによる決済も開始され、「ICOCA」をはじめ、全国相互利用している交通系ICカードが使用できる(「PiTaPa」を除く)。