JR東日本長野支社はこのほど、「ふる里」をイメージした新たなコンセプトの列車を飯山線に投入すると発表した。キハ110系2編成を改造し、今年12月下旬以降に定期列車として順次導入。2015年春から、沿線風景を楽しむ2両編成の観光列車として運行予定だ。

「ふる里」をイメージした新たなコンセプトの列車(名称未定)の外観と内装イメージ(JR東日本長野支社提供)

内装デザインについて長野支社は、「夏休みに遊びに行っていた田舎のおばあちゃんの家のような、懐かしさ、楽しさを感じさせる『古民家』風のこころ落ち着く内装デザインを予定しております」と説明。外観も落ち着いた色合いとし、唱歌「ふるさと」に登場するウサギや小ブナなどをアイコン化したものと五線譜をイメージした格子線とを組み合わせたデザインとする。座席数は2両編成で約76名の予定。

12月以降、通常は定期列車として長野~十日町間を運転。2両編成での運転は土休日を中心に1日1往復となる予定で、地元の人々との触れ合いや食との出会いなどのもてなしも検討しているという。