JR東日本長野支社は6月21日、飯山線沿線の食材を使用した料理を車内で提供する「走る農家レストラン」を運転する。千曲川の景色など初夏の風景を見ながら、沿線の自然から生まれた食材を使った郷土料理を駅で提供する特別列車だ。

写真は飯山線長野行普通列車に使用されるキハ110系

料理のテーマは「奥信濃の初夏を味わう」で、地元産の野菜や山菜を、前菜から天ぷら、煮物、漬物まで、さまざまな味わいの料理で提供する。デザートにはいちごゼリーとさくらんぼが用意される。

列車は長野駅を11時3分頃に出発し、12時45分頃に森宮野原駅に到着。途中停車駅の替佐、飯山、戸狩野沢温泉、西大滝の4駅で郷土料理を、森宮野原駅ではデザートを提供する。列車は13時30分頃に森宮野原駅を出発し、14時5分頃に上境駅へ到着。バスに乗り換え、野沢温泉村と道の駅「花の駅・千曲川」に立ち寄る。飯山駅から再び列車に乗り換え、長野駅に戻る。野沢温泉村では90分間の自由散策タイムが設けられるほか、竹の子汁のふるまいが予定されているという。

「走る農家レストラン」は、日帰りのびゅう旅行商品として発売中。長野駅発着の場合の旅行代金は、往復JR・バス、料理代など込みで大人1名6,000円。上田駅、佐久平駅、松本駅、塩尻駅、上諏訪駅からの設定も可能だ。参加申込みは、長野県内のびゅうプラザとおもな駅にて受け付ける。また、電話での予約は長野支社内のびゅう予約センターにて受け付ける。