30日にスタートする昼ドラマ『碧の海~LONG SUMMER~』(東海テレビ・フジテレビ系)の制作発表会見が20日、都内で行われ、キャストの奥菜恵、徳山秀典、城恵理子(NMB48)、犬飼貴丈、尾形貴弘(パンサー)、杉田かおる、板尾創路、岩城滉一が出席した。

左から、奥菜恵、徳山秀典

本作は、沖縄で出会った少女と少年の15年にも及ぶ初恋を描いたラブストーリー。建設会社の社長令嬢・舞(奥菜/城)は、本当の母親を探すために訪れた沖縄で、民宿の息子・航太(徳山/犬飼)に出会う。お互いに惹かれ合った2人はやがて運命に引き裂かれ、大人になって再会を果たす――というストーリーで、毎週月曜日から金曜日(13:30~)に全45話で放送予定。

最近は舞台を中心に活動していた主演の奥菜は、「テレビドラマが久しぶりなので、みなさんに支えられながらやっています。海が本当に綺麗で感動しました」とあいさつし、舞の高校生時代を演じる城は「演じるのは初めてだけど、私も反抗期だから舞の気持ちが分かります」とにっこり。また、舞の祖父役の岩城は、「こんなに低予算のドラマは初めて。1日に22シーンも撮るんですよ」とこぼしつつ、「沖縄の海に負けない爽やかなキャストたちが頑張ってます」とアピールした。

同ドラマの制作には吉本興業が参加しており、尾形や板尾のほか、木村祐一、エド・はるみらのお笑い芸人が出演している。舞に想いを寄せる圭吾役で俳優デビューを果たした尾形は、「『声でけーよ! コントじゃねーんだよ!』って怒られた」と苦労もあったようだが、「奥菜さんとキスシーンがありましたよ! やったー! ごちそうさまでした!」とニンマリ。そんな尾形の様子に、杉田は「ドッキリじゃないかとずっと挙動不審。放送を見るまで信じられないみたい」と苦笑いしていた。

会見終了後、報道陣の取材に応じた奥菜は、「脚本が面白くてどんどん引き込まれた。切なくなって胸がえぐられる」と作品の魅力を語り、「色んなシーンをすごいスピードで撮っていくので、置いていかれないように必死。瞬発力が必要だと実感してる」と久しぶりのドラマ制作現場に刺激を受けている様子。また、奥菜は、妙なテンションで会見を沸かせていた尾形を「すごく真面目で一生懸命。どんどん圭吾になっていく姿に感動してる」と称し、城も「芸人さんは普段から会話が面白くて笑ってます」と笑顔を見せていた。