公開初日を迎えた映画『わたしのハワイの歩きかた』の舞台あいさつが14日、東京・新宿バルト9で行われ、主演の榮倉奈々をはじめ高梨臨、瀬戸康史、加瀬亮、前田弘二監督が出席した。

左から加瀬亮、高梨臨、榮倉奈々、瀬戸康史

榮倉奈々主演の本作は、毎日くたびれてしまった女性編集者を主人公にしたラブ・コメディー。ハワイで挙式する友人の結婚式の二次会を頼まれた女性編集者の主人公みのり(榮倉)は、毎日のイライラから抜け出すため、取材を口実にハワイへ飛び立つ。玉の輿を狙ってパーティー三昧する茜(高梨臨)、失敗しつづける実業家の勉(瀬戸康史)、自然を愛する謎の青年知哉(加瀬亮)と出会い、最高に贅沢な現実逃避を繰り広げていく。

主演の榮倉は「1カ月10日間ぐらいにハワイで過ごしましたが、最初に出来上がったものを見て、その時に感じていたみのりとしての気持ちを思い出したし、海外の撮影ということでみんなそれぞれ抱えていた不安があったと思うんですけど、それが渦巻いていました。現場のことも思い出したし、キャストのみんなで(ハワイの)公園に遊びに行ったりほのぼのとした気持ちを思い出したし、そんな映画でしたね」と回顧。その榮倉扮するみのりが初めてハワイで出会う茜役を演じた高梨は「最初この映画を見た時は、『あっ!ここカットされている!』ばかりでしたね(笑)」と笑わせた。

また、「嫌なことがあったらどう対処する?」という質問に榮倉は「そうだな~、一瞬忘れようと騒いだり遊んだりします。あとはこの仕事を始めて素敵な先輩に出会って相談したりすると背中を押してくれたりするので、辞めたり新しい道を選ぶのも手だけど、続けて見れることもあると思うから、私は折角のご縁で始めたから続けて生きていきたいです」と真摯に話しつつ、「適当に頑張ります(笑)」とコメントして会場を湧かせていた。