フジテレビの榎並大二郎アナウンサーが、2月にタイで発生したデモを取材して以来、現地で"笑わない日本人ジャーナリスト"として有名人になっている。

写真撮影に笑顔で応じる榎並大二郎アナウンサー

同局の報道番組『スーパーニュース』(毎週月~金 16:50~19:00)でメインキャスターを務めている榎並アナ。安藤優子キャスターに叱咤激励されながら、持ち前の機動力と明るさで日々ニュースを伝えている。タイで話題になって以来、帰国後もタイメディアからの問い合わせが相次ぎ、地元テレビ局が取材のために来日するほどのブームとなっている。

その後、タイ語やタイの文化を勉強するようになったという榎並アナ。5月9日から11日までタイ・バンコクの「サイアム パラゴン ホール」で行われたイベント「THAILAND COMIC CON 2014」で再びタイを訪れ、経済産業省のクールジャパン戦略の一環として行われている鈴木おさむプロデュース「TOKYO GIRLS TOWN」第1弾イベントや日本の"カワイイ文化"の浸透ぶりを取材した。この模様は、14日放送の同番組で紹介される予定。

バンコクの流行発信の拠点地域で取材をしていると、榎並アナの周りにはカメラやスマートフォンを手にした若者たちが集まり、本人もスタッフもその人気ぶりに驚いたという。また、「TOKYO GIRLS TOWN」の会場では、ここでも即席の"榎並アナ撮影会"がはじまり、行列ができるのほど盛況ぶり。そのほか、クールジャパン戦略の柱のひとつでもある"日本のイケメン男子の発信"イベントで、身長180センチ以上の音楽グループ・SOLIDEMOのパフォーマンスを取材していると、突然メンバーに招かれステージへ。急きょ、「SOLIDEMO&榎並大二郎」の握手会が行われ、ここでも大行列ができるほどの盛り上がりを見せた。

タイの女性たちに囲まれながらも取材を続けた榎並アナ。「会場に入りまず驚いたのは、日本のヘアメイクやネイルを体験できるブースの盛況ぶり。タイの女性たちが目をキラキラと輝かせながら行列を作っていました」と振り返り、日本流のメイクや巻き髪を"カワイイ!"と表現する来場者も多かったようで、「日本とタイ、5,000kmの距離を結ぶ合言葉は"カワイイ"でした。日本のメイク・ネイル事情に疎い私でしたが、微笑みの国での課外授業で、少し詳しくなることができました」と報告した。