今週末に半年ぶりの来日公演を行う元ザ・ビートルズのポール・マッカートニーが、少年時代に石灰の採掘場で溺れかけた過去を、彼の弟、マイク・マクギア・マッカートニーが告白している。
マイクとポールは、少年時代に溝に落ちてしまい、死にものぐるいでしがみついていたところを駆けつけた隣人に助けられたことから、マイクは、デイリー・ミラー紙に「俺たちは叫びながら死に物狂いでしがみついていたんだ。そして隣人が聞きつけて引っ張り上げてくれたんだ」と話している。
マイクは、父親のジェームス・ジム・マッカートニーがこの事件のことを知った時、怒ったが2人がショックで震えているのをみてそれ以上咎めなかったという。「親父に事件のことで怒ったけど、思ったよりひどくは叱られなかったんだ。親父も俺たちがショックを受けているのを明らかに見て取れたからね」
一方ラジオ番組『ケヴィン&ビーン』に出演したポールは、思い出のたくさん詰まったアルバムをめくるような感じがすることからビートルズ時代のことを語るのが好きだと語っている。
「ビートルズ時代を語るのは、卒業してかなりの時が流れてから学生時代を語るようなものなのさ。ビートルズとしてたくさんのすばらしいことをやったからね。今こうして語れるのはビートルズが終わってしまった過去の話だからだよ。アルバムをめくってるようなものさ。たくさんの素晴らしい場面が思い出せるんだ。だからあの時代のことを思い返すのが好きなのさ」
ポールの来日公演のスケジュールは、5月17日、18日に東京・国立競技場、21日に東京・日本武道館、24日に大阪・ヤンマースタジアム長居(長居陸上競技場)。武道館のステージに立つのは、ビートルズのメンバーとしてライブを行った1966年以来、48年ぶりとなる。
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