ダウンタウンの松本人志が29日、故郷の兵庫県尼崎市で行われた「人志松本のすべらない話プレミアムライブin尼崎」に出演した。

「人志松本のすべらない話プレミアムライブin尼崎」に出演した(左から)宮川大輔、兵動大樹、千原ジュニア、松本人志、宮迫博之、小籔千豊

人気バラエティー番組『人志松本のすべらない話』(フジテレビ系)の10周年を記念し、7都市での開催が予定されているプレミアムライブの第1弾。会場の「あましんアルカイックホール」は、松本の凱旋ライブに詰めかけた1,800人の観客で超満員となった。稲村和美尼崎市長による開会宣言の後、客席側から登場した出演者の松本、千原ジュニア、宮川大輔、兵動大樹、小籔千豊、宮迫博之は、ステージに向かう通路でファンに揉みくちゃにされる大歓迎を受けた。

オープニングでは、会場のある阪神尼崎駅周辺が"遊び場"だったという松本が「早めに来て散歩したかった。今はどうなってるんやろ?」と話し、相方・浜田雅功の少年時代の意外な姿も飛び出す思い出話を披露。"すべらない話"ではトップバッターを務め、小学生のころ、拾った犬を友人とこっそり飼っていたことが「尼崎の怪事件」に発展してしまったというエピソードで爆笑をさらうなど、地元ネタもたっぷりと盛り込んだトークで観客を喜ばせた。

そのほか、公演の冒頭で「ライブなので、テレビではできない話をしたい」と意気込みを語っていた大輔が、まさかの下ネタ2連発をぶち上げ、「客席に子どももいてるのに…」「一回、土下座して!」と松本らに責め立てられる一幕も。また、ジュニアがある先輩芸人の知られざる恋愛事情をぶっちゃけるなど、ライブならではのトークで盛り上がり、公演は予定の時間をオーバーした約2時間におよんだ。

終演後、松本は「思ったより時間がなかった。もっとやりたかった」と感想を語り、「収録とはまったく雰囲気が違いました」と"すべらない話"では初となる観客を前にしたトークを新鮮に感じたよう。「東京でも会場の通路を歩くことがあるけど、(観客が)あんなにベタベタ触ってくることはないです(笑)」と地元の熱烈な歓迎ぶりに驚いていた。

さらに、懐かしい故郷への思いを「尼崎が変わってしまう前に、ひとりで街を歩いてみたい。写真に残してみたいですね」としみじみ語った松本。同郷の浜田も公演にサプライズで登場する予定はなかったのか? と聞かれると、「ないです。僕は"アマ(尼崎)の星"ですけど、彼は"アマの恥さらし"ですから(笑)」と相方をこき下ろして笑いを誘っていた。

なお、「人志松本のすべらない話プレミアムライブ」の第二弾は、7月13日(日)北海道・札幌市民ホールにて開催。出演者は、松本人志、千原ジュニア、宮川大輔、兵動大樹、月亭方正、地元・北海道出身のモリマン(種馬マン、ホルスタイン・モリ夫)ほかを予定。その後、2015年3月までに東京、仙台、大阪、福岡、沖縄(順不同)での開催が予定されている。