通な中国人の憧れの地は九州の……

日本に来た中国人観光客のマストな行き先として外せない東京ディズニーランド。しかし、通な中国人ネットユーザーの間では、とある日本のテーマパークが話題になっている。

面積はTDLの2倍ということも知っている

中国版ツイッターの「ウェイボー」では、そのテーマパークに関するつぶやきが多くアップされている。この1カ月だけでも、800以上のツイートがなされているのだ。それは、長崎県佐世保市の「ハウステンボス」である。

中国語では「豪斯登堡」と言われるハウステンボス。800以上のツイートの多くは、ハウステンボスを紹介したあるツイートのリツイートだ。「ハウステンボスとは、森林の家という意味」「東京ディズニーランドの2倍の面積がある」などと細かな情報が書かれたこのツイートは、添えられている美しい夜景写真の効果もあり、多くの人にリツイートされているのだ。

「日本語一生懸命勉強しているから待ってて!」

ハウステンボスの人気の理由は、やはりマンガ・アニメの「ワンピース」によるものが大きい。中国でもワンピース人気は根強いものがある。

先のリツイート以外にも、ワンピースファンからのハウステンボスへの視線は熱い。ハウステンボスのワンピース展示の写真とともに、「ワンピースファンなら絶対に行かないと」と書かれたつぶやきには、「一生のうちに一度は必ず行きたい所」「日本語一生懸命勉強しているから待ってて!」「住所教えて!」など、数々のコメントが寄せられている。

今や日本人以上にカメラ好きで、世界各国どこへでも一眼レフを持って旅行している中国人にとって、ハウステンボスのヨーロッパ調の風景は、自分の腕を試す絶好の撮影ポイントともなっている。ハウステンボスを訪れた人々は、その美しい風景写真を熱心にツイートしている。「曇りだから、写真が美しくないよ~」と残念がる人もいるが、そんな写真のツイートにも「いやいや、すごいきれいだよ~」と、憧れコメントが寄せられている。

その他、「ずっと赤字だったところでしょ」「いや、オーナー変わって、最近黒字になったよ。相変わらず人は多くないけど」などと、やたら詳しいコメントも見受けられるハウステンボス。中国人にとって、第2のディズニーになる日は近いか。

※本文と写真は関係ありません