ドラマ『最高の離婚』、『Woman』などで知られる脚本家・坂元裕二のオリジナル脚本、永山絢斗主演による、AV(アダルトビデオ)業界をテーマにした連続ドラマ『モザイクジャパン』[R15+指定相当]がWOWOWで5月18日からスタートすることが3日、明らかになった。

ドラマ『モザイクジャパン』に主演する永山絢斗

物語の舞台はAV業界に乗っ取られた田舎町。ある日、東京の証券会社をリストラされ帰郷した常松理市(永山絢斗)は両親の勧めで若き社長・九井良明(高橋一生)が率いるグループ企業に就職する。だが、その会社はアダルトビデオを中心にさまざまな事業を展開し、現在急成長中の新鋭企業だった。セックス産業で潤う故郷で理市は成功と破滅、快楽と絶望を経験していく――。

脚本を手がけた坂元は「テレビ番組作りの原点とは、誰もが興味を持っているけど誰も知らないことを、誰でも見れる場所にさらけ出すことと考え、アダルトビデオの世界で取材を重ねました。幾重にも重ねられたモザイクを消しながら私たちが見つけたものは、この国の社会システムそのものでもあります。モザイクとは何か、モザイクの向こうには何があるのかないのか、モザイクをかけているのは誰か、そんなことをこの物語の中で考えていただければと思います」と、地上波では不可能ともいえるテーマへの挑戦に意欲を燃やす。

主人公の常松理市を演じる永山も「理市が帰郷し、親しかった人々の変化に感じる葛藤や、AV業界で仕事をしていく上で生まれる失望感、恋愛を交えて出る向上心などを誠実に演じたいと思っています。そして素晴らしい脚本に色を付け、自分で自分にかけてしまっているモザイクを取り除くことが出来たら僕も少し成長出来るかもしれません」と本作への意気込みを語っている。

演出は水田伸生、出演はほかにハマカワフミエ。連続ドラマW『モザイクジャパン』は5月18日(23:00~)WOWOWプライムにて放送。全5回。