小田急電鉄はこのほど、一部の駅係員に運行状況確認用の専用タブレット端末を携帯させることを発表した。

タブレット端末を使用して運行状況を確認する駅係員(イメージ)

同社によれば、ダイヤの乱れなどが発生した際、従来は駅のホーム・コンコース係員が内線電話や専用携帯電話を使用して運輸司令所や駅事務所などと連絡を取り、利用者に列車の到着予定時刻を案内していた。

専用タブレット端末の導入により、今後は駅係員がホーム・コンコースで業務を行いながら運行状況モニターにアクセスすることが可能に。列車遅延状況や次列車運行状況などの確認に要する時間が短縮され、より迅速な案内ができるようになるという。

今回導入されるのは、新宿駅、代々木上原駅、下北沢駅、成城学園前駅、登戸駅、向ヶ丘遊園駅、新百合ヶ丘駅、町田駅、相模大野駅、海老名駅、本厚木駅、秦野駅、新松田駅、小田原駅、中央林間駅、大和駅、湘南台駅、藤沢駅の計18駅。今後も導入端末の増設をはじめ、さらなるサービスの向上を図るとしている。