名古屋リースは、2月24日の農林漁業成長産業化支援機構からの支援決定に基づき、名古屋リースおよびみずほ銀行、並びに愛知県内の信用金庫7庫、名古屋銀行と共同し、19日「あいち・じもと農林漁業成長応援ファンド」を設立した。

同ファンドは農林漁業者へのサポート強化のため、名古屋リース、みずほ銀行、豊橋信用金庫、瀬戸信用金庫、豊川信用金庫、豊田信用金庫、碧海信用金庫、西尾信用金庫、蒲郡信用金庫、名古屋銀行、および農林漁業成長産業化支援機構が共同で出資し、名古屋リースが運営会社となり組成するもので、愛知県を中心とした東海4県にて6次産業化に取組む事業者に対して、同ファンドからの出資および経営支援などを行うとしている。

なお、東海農政局管内(愛知県・岐阜県・三重県)において、銀行及び信用金庫が共同で農林漁業成長産業化ファンドの制度を活用し、地域ファンドを組成するのは初めてのことになるという。

同ファンドの投資対象先は、農林漁業者がパートナー企業と協力して設立する6次産業化事業体。農林漁業者が生産だけでなく加工等の2次産業や流通等の3次産業までも、一体のビジネスとしてバリューチェーンを構築し、高い収益性を創造することを目指していくとしている。

ファンド概要

  • 名称/あいち・じもと農林漁業成長応援ファンド投資事業有限責任組合

  • 設立日/3月19日(水)

  • 総額/10億8千万円

  • ファンド運営/名古屋リース

  • 投資対象/六次産業化法の認定事業者

  • ファンド出資企業/農林漁業成長産業化支援機構・名古屋リース・みずほ銀行・豊橋信用金庫・瀬戸信用金庫・豊川信用金庫・豊田信用金庫・碧海信用金庫・西尾信用金庫・蒲郡信用金庫・名古屋銀行

  • 存続期間/15年間

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