宮城県出身のお笑い芸人・狩野英孝が11日、東日本大震災の発生から3年が経過したことを受け、ブログに心境をつづった。

震災から3年を迎え、心境をつづった狩野英孝

狩野は「3年目」というタイトルでブログを投稿。「震災から3年たちました もう3年かぁ、あっという間に感じます」と振り返り、「僕の実家で、倒れたとうろうや、傾いた鳥居などは復興しましたが まだまだ時間のかかる場所もあるし、まだ、手をつけていない場所もあるのが現実です。1日でも早い復興を祈っています」と願った。

ここで狩野は、「先日、宮城に帰ったとき被災したおばあさんが言っていました」とその言葉を紹介。「私たちは前を向きます。もし下を向いてしまったら顔を上げる力が無いから前を向いて歩きます」

この言葉に対して、「すごく胸が熱くなりました。東北の人達は、本当に強いです!」とたたえ、「僕も少しでも力になれるように頑張ります」と自らの意気込みも。「また、東北には美味しいものがたくさんあります! 皆さんが東北に遊びに行き、美味しいものを食べて頂くだけで大きな応援に変わります!」と魅力をアピールし、「ぜひ、皆さん遊びに行ってみて下さい!! 東北の皆、がんばっぺし!!」と呼びかけている。

狩野は、宮城県栗原市の出身。実家は約1,500年前に創建されたといわれる櫻田山神社で、2008年6月に発生した岩手・宮城内陸地震で被害を受けた。狩野はその翌年、復興支援に感謝し無料ライブを開催。2011年3月11日の東日本大震災では再び、灯籠や鳥居に影響が出たものの、狩野は同年8月のイベントで、修復が完了したことを報告していた。