SMAPの香取慎吾が、4月スタートのフジテレビ系連続ドラマ『SMOKING GUN~決定的証拠~』(毎週水曜22:00~22:54)で科学捜査研究所の調査員役として主演を務め、女優の西内まりや鈴木保奈美、俳優の谷原章介らと共演を果たすことが19日、明らかになった。

左から女優の西内まりや、鈴木保奈美、俳優の谷原章介

同ドラマは、グランドジャンプで2012年より連載がスタートした『Smoking Gun 民間科捜研調査員 流田縁』が原作で、法にも警察にも助けてもらえないささいな身の回りの事件まで手がける民間の科学捜査研究所を舞台に描かれる、サイエンスヒューマンミステリー。

香取が演じるのは、弱者の味方である民間の科学捜査研究所の調査員、敏腕鑑定人・流田縁(ながれた えにし)で、もじゃもじゃ頭がトレードマーク。普段は超グータラで超ズボラだが、科捜研技官としての腕はピカイチ。大好物のドーナツ片手に、DNA鑑定、画像分析、筆跡鑑定、指紋照合など科学技術を駆使して、保険金問題や痴漢の潔白証明、ストーカー被害など、さまざまな難事件に挑み、縁の決めセリフでもある"スモーキング・ガン"(=決定的証拠)をあぶり出す。

香取は、「今まではとにかく個性の強いキャラクター役が多かったのですが、今回はスーツを着て見た目はビシッとしてカッコいいんだけど、ちょっと笑える部分があったりといろいろな顔を持ち合わせている役どころなのですごく新鮮です」と縁役を楽しんでおり、共演者については「素晴らしいメンバーが集結して、このチーム感が心地よいです! みなさんカッコよくて、とにかく豪華なので撮影中見とれています」とコメント。そして、「痛快なところもあったり、謎めいたところもあるので、毎週ワクワクして見ていただけたらと思います。自分でも演じていてワクワクドキドキしています。縁の決めセリフを待ちながら最後まで見てください!」と視聴者へメッセージを送った。

主演の香取のほか、痴漢に遭ったことで縁と出会い、科捜研調査員としての縁の実力を目の当たりにした石巻桜子(いしのまき さくらこ)役を女優・西内まりやが熱演。縁の所属する千代田科学捜査研究所の姉御肌でチームをまとめる所長・千代田真紀(ちよだ まき)役を鈴木保奈美が、8人兄弟の長男で千代田科捜研で学生アルバイトとして働く松井丈太朗(まつい じょうたろう)役を中山優馬が演じ、彼らがチームとなり難事件に挑む。また、警視庁捜査一課の刑事で、しばしば千代田科捜研に鑑定を持ち込む柏木夏生(かしわぎ なつき)役を谷原章介が、縁の元恋人で警察の科捜研研究員・永友エミリ(ながとも えみり)役を倉科カナが演じる。

千代田真紀役の鈴木保奈美は、「研究所のメンバーとは、欠点や長所もお互いに分かり合っていて、信頼関係がきちんとあることを見せていきたい」と意気込みを語り、「真紀の外見のイメージは、先に衣装から合わせたんです。その雰囲気ならば、髪を切ってみたほうが似合うかもしれない…と、切ってみました」と役にあわせて髪を切ったことを明かした。そして、「1話ごとに解決する事件と、回を追うごとに少しずつ表に出てくる事件があります。その少しずつ出てくる事件がスリリング。また、研究所のメンバーに疑似家族のようなつながりもできてくると思うので、その関係性が面白くなっていけば良いと思います」とドラマの見どころを語った。

柏木夏生役の谷原章介は、「流田縁と"対"になるように意識して演じていこうと思っています。相反するキャラクターの2人が作れれば」と意識しているようで、主演の香取については「すごい底が深い役者さんですよね。今回みたいに少しクセのあるキャラクターを演じさせたらすごいと思います」と太鼓判。「毎話起きる事件をすべて自分たちで捜査や裏付けをとる民間の科捜研が解決していかないといけないので、被害者に対しての思い入れが強く出てくると思うんです。それが見どころの1つかなと思います」と話している。

また、主演の香取についてプロデューサーの森安彩氏は、「スーパーヒーローではなく、一人の不器用な人間として物語をけん引していくこの主人公を香取さんが演じたら…、そう考えたらとにかくワクワクしました」と振り返り、「香取さんは圧倒的な存在感と繊細で豊かな感受性を兼ね備えた稀有な俳優さん。そんな香取さんが演じる"喜怒哀楽"は、縁のキャラクターにリアリティと説得力を持たせてくれると確信しています」と自信をのぞかせている。