AKB48・チームAの川栄李奈、高橋朱里、研究生の大和田南那が、映画監督の犬童一心が総合演出を手掛けるテレビ東京系ドラマ『セーラーゾンビ』(4月スタート毎週金曜24:52~25:23)で主演を務めることが13日、明らかになった。

左から高橋朱里、大和田南那、川栄李奈

同ドラマは、ゾンビがはびこる終末世界で、セーラー服の女子高生たちが若さとずぶとさといいかげんさを武器に、決死のサバイバルに挑む青春ポップホラーで、3人はゾンビに支配された世界で生き残りを図る女子高生役を演じる。

企画・総合演出・脚本を務めるのは、『ジョゼと虎と魚たち』『黄色い涙』など"青春映画の名手"である映画監督の犬童一心。犬童氏は、メジャー大作を手がける一方で、前田敦子のソロシングル「君は僕だ」のPVや、AKB48「恋するフォーチュンクッキー」の特典ドラマを制作し、AKB48メンバーの女優としての資質に注目してきた。

今回の3人のキャスティングに関しては、メンバーの中から犬童氏が才能を見いだして選出。主人公のアイドル志望の女子高生・舞子役には、AKB48の研究生である新人の大和田南那を大抜てき。舞子と対立する女子高生・百花役には、「AKBチャレンジユーキャン!2014」での資格挑戦で話題となった川栄李奈、舞子の友人である女子高生・睦美役を映画やドラマで活躍する高橋朱里が演じる。

舞子役の大和田は「ドラマ初出演で、しかも主演だと聞いた時はすごく驚きました! ゾンビに襲われたり、恋愛の場面もあったりと、何もかも初体験の連続です」と初づくしに興奮気味。「私は制服マニアなので(笑)普段学校で着ているタイプとは違う、かわいい制服を着られるのが楽しみです」と制服への興味も示した。

百花役の川栄は「高校生役と聞いて、私はもう19歳ですし、周りの2人が若いのでどうしよう!?と思いましたが(笑)素直にうれしかったです」と高校生役を喜び、「まだまだ高校生役もいけるぞっていう所をお見せしつつ、演技面でも『川栄、なかなかいいな』って思っていただけるようなお芝居ができたらと思います」と意気込みを語った。

睦美役の高橋は「主演と聞いてびっくりしましたが、うれしかったです。アクションに挑戦するのは初めてですが、運動が好きでやんちゃな方なので、そうした所が生かせれば、と思います」とアクションにやる気を見せ、「いつもの私じゃない一面を皆さんにお見せしたいですし、毎週見たいと思ってもらえる作品にしたいです」と意欲を燃やしている。

同ドラマの舞台は、世界がゾンビ化してから2カ月後。ある女子高校では、生き残ったセーラー服の女子高生たちが、絶望的な状況でも明るくずぶとく順応し、普通の学園生活を送っている。そこに逃げ込んできた女子高生・舞子は、アクシデントに見まわれながらも、女生徒たちと友情を深めていく。そんな中、ラジオから流れたある曲にゾンビが反応し、人間を襲うのをやめて踊り狂うことが判明。その音源を探そうとするものの手掛かりはなく…。その後も、ゾンビを巡る想像を絶する出来事を経て、ついに拠点の高校すらゾンビに襲われてしまう。果たして舞子たちの運命は。

ゾンビに襲われ危機に陥る場面では、弓や銃を使った射撃や体当たりのアクションなど、スリリングなシーンが展開。一方で、終末世界の中でも恋や友情に悩み、一歩ずつ成長していく彼女たちの切なくもキラキラした瞬間を鮮やかに描く。