AKB48とNMB48を兼任する市川美織とNMB48の木下百花が1月31日、CS放送フジテレビONEのバラエティ番組『AKB観光大使』の収録で奈良県奈良市を訪れ、一日観光大使として、市内名所を巡って奈良ならではの体験を味わった。

奈良公園で「奈良の鹿になりたいの~」と話すAKB48兼NMB48の市川美織

AKB48にとってフジテレビONE初となる同番組は、AKB48をはじめ48グループメンバーや研究生たちが出演し、一日観光大使に選ばれたメンバーが各地方をPRするというもの。第10回目の放送(2月20日22:00~23:00ほか)は、番組初の近畿地方上陸となる奈良市で収録することが決定し、"フレッシュレモン"ことAKB48兼NMB48の市川美織と、NMB48の木下百花が選ばれ、NMB48メンバー初参戦となった。

2人はまず、奈良市の仲川げん市長にあいさつ。市長より「奈良市は1300年の歴史のある古い街。いろんなもののルーツをたどって、たくさんの魅力を全国に発信してください」というメッセージと共に、謎の古文書を受け取り、観光ポイント調査に街へ飛び出した。

最初のポイントは、鹿で有名な奈良公園。2人は、ナチュラルホルンで鹿を呼び寄せる"鹿寄せ"を体験。係の人がナチュラルホルンを鳴らすと、2人は一瞬にして鹿に囲まれた。初めては怖がっていた市川だったが、最後には「奈良の鹿になりたいの~」発言まで飛び出し、市川はその後、鹿のカチューシャを付けて任務に挑むことに。

次に訪れた東大寺では、大仏殿の大仏を見て、木下は「大仏様に何もかも見られている感じがする~」と圧倒された様子。大仏殿内部の右の柱の四角い穴はくぐると無病息災にご利益があると言われており、それを聞いた2人は、市川「鹿になれますように~」、木下「健康になれますように~」と願いを込めてくぐり抜けた。

続いて、大きな茶碗に入ったお茶を回し飲みする「大茶盛」という行事が行われているという、西大寺へ。和尚さんにお茶をたててもらって「大茶盛」の疑似体験をすると、市川は「和尚さん、私はレモンになりたいんです。次に会うときは紅茶の上で会いましょう」とまたまた珍発言が飛び出した。

最後は、創業およそ380年の伝統を誇る筆専門メーカー「あかしや」で、筆の歴史を学び、書き初めにチャレンジ。社長から「市川さんの作品は、画面いっぱいに文字が広がっていいですね。木下さんは乳の文字が体験伸びやかで少し間違えてしまった部分もおちゃめでいいです」と褒めてもらう場面があった。

一日観光大使の任務を終え、市川は「鹿と仲良くなれてよかった~。レモンのことを忘れるくらい鹿が好きになりました」とあらためて鹿への愛を表現。木下も「奈良に来てセレブ気分を味わいました。1日じゃ足りない。もっと時間をかけてまた来たい」と、奈良にほれ込んだようだ。