電子書籍にインターネット書店などの普及により、本屋さんに行く人が減っていると聞きます。反面、目当ての本以外の興味深い発見があったり、ちょっと内容を確かめてから購入を決めることができたりという利点があり、「本屋めぐりが趣味」という人も多いのでは。そんな日本の本屋さんについて、日本に住む20人の外国人にどう思うか聞いてみました。

■日本の本屋はきれいで、特にみんなきれいに使ってくれることに関心(ペルー/40代前半/女性)

■あまり行きませんが、本がきれいに並べられていて見やすいと思います(シリア/30代前半/男性)

■大型書店によく行く、本はよく陳列されてていいけど、どこの本屋さんも質問に答えてくれたり探してくれたりするスタッフさんが少ない(韓国/30代後半/女性)

本屋さんならどこでもきれいに商品が陳列されているもの、と思いますがそうでない国もあるようです。また、大型書店では商品の数が膨大すぎて、店員さんの数が追いつかないのかもしれません。

■ジャンルが豊富で、充実しています。よく行きます(インドネシア/40代前半/女性)

■日本の本屋さんは大きくて大体そろってます。よく行ってます(タイ/30代後半/女性)

■ドイツの本屋さんと比べて本の多さに圧倒され、何を買えば良いのか分からなくなってしまいがちです(例えば、パソコンの本ひとつ取っても種類が多いので)。数年前までは比較的よく行っていましたが、最近はほとんどネットで内容を確認してから購入しています(ドイツ/30代後半/男性)

■本の種類が多くて値段も安い。たまに行きます(台湾/40代前半/男性)

日本の本屋さんは種類が多いとのこと。種類が少ない本は競合がなく、値段が高くなりがち。いろいろあるのは好みのものを選ぶことができるというだけでなく、料金的にもうれしいことなのですね。

■大きいストアしか外国語の本がないことは寂しい(トルコ/20代後半/男性)

■全ての本屋に、もっと外国人コーナー(英語書籍を増やすなど)があればありがたい(オランダ/30代前半/男性)

確かに、小さな書店では外国語の書籍や雑誌を取り扱っていないことが多いでしょう。最近は日本に住む外国人の数も増えていますから、それなりの需要はありそうですが……。

■日本はどこに行っても近くに本屋さんがあります。それに、深夜までやっている本屋さんも少なくないです。それはすごいと思います。本屋では日本人が気にせずに何時間も立ち読みをしているのを見ると誰も本を買って帰らないのかなと、何度も思ったことあります。私も本屋さんで立ち読みをして暇を潰すことが大好きです。母国ではそういった楽しみ方はないです。本屋さんが少ないですし、(店員さんが来るから)自由に長く立ち読みもできません(ブラジル/30代後半/男性)

■行きますけどいつも思うのが外国語の本がない!ということです。あと、いつも行って驚くのが、日本の人たちは、長い間立ちっぱなしで本を読むことです。足が痛くないかと聞きたい!(イラン/20代前半/女性)

■いいです。立ち読みができるので。スウェーデンでは立ち読みはダメなので(スウェーデン/40代後半/女性)

■本を探すのが簡単です。暇な時、本を読みにいきます(ギリシャ/30代前半/男性)

いや、日本の本屋でも立ち読みはあまり歓迎されていないのでは……。ただ、立ち読みというか試し読みOKでソファなどを設置している本屋さんもあることは事実。とはいえあちらも商売ですから、立ち読みは適度なところで切り上げ、本が気に入ったら購入しましょう。

子供の頃にマンガ雑誌や学習誌を買いに走ったような、地元の小さな本屋さん。立ち読みをしておばちゃんに怒られたり、ハタキでぱたぱたと追い払われたり、何ていう光景はもはや今は昔なのでしょうね……。