世界一の美女を決める「2013ミス・インターナショナル世界大会」が17日、都内で行われ、フィリピン代表のベア・ローズ・サンチャゴさん(23歳)が"2013ミス・インターナショナル"の称号を手にした。

「2013ミス・インターナショナル」に選ばれたフィリピンのベア・ローズ・サンチャゴさん

ミス・ワールド、ミス・ユニバースと並ぶ世界3大ビューティ・ページェントの1つとして1960年に誕生した同コンテスト。外見的な美しさを競うだけでなく、国際社会への貢献を目指す世界中のミスたちが、"平和と美の親善大使"として集い、互いに交流を深めることを目的としている。53回を数える今年度は、6年ぶりの東京開催された。この日は67の国と地域から選ばれた各国・地域のミス67人が勢揃いし、一次審査の民族衣装、二次審査の水着、三次審査のドレス審査の後、15人に絞られたセミファイナリストがウォーキング審査。さらに5人のファイナリストを選出して最終審査となるスピーチ審査を行い、3位にニュージーランドのケイシー・ラドリーさん、2位にオランダのナタリー・デン・デッカーさん、そして2013ミス・インターナショナルにフィリピンのベア・ローズ・サンチャゴさんが選ばれた。

自分の名前を呼ばれて思わず涙ぐんだサンチャゴさんは「フィリピンの皆さん、そしてお母さん、本当にありがとうございました」と会場に駆けつけてくれたファンや家族に感謝。「最初に選ばれた"ミスフィリピン"の時に(世界大会に向けて)教育して頂きました。日本の皆さん本当にありがとうございました」とあいさつし、ともに戦い抜いた世界のミスたちと熱い抱擁をして喜びを分かち合った。

また、「2005年から"ミス・インターナショナル"になりたいという夢を持ってずっとやって来ました。このようなチャンスを頂いて本当に光栄に思っています。あまりに感動しすぎて、まだ信じられません」と心境を告白。今後の"ミス・インターナショナル"としての活動には「国と国をつなぐような役割をやっていければと思います。今回のタイトルを頂いたことでより多くのことができると信じています」と意欲を見せた。また、この日欠席した前年のグランプリでもある吉松育美については「彼女のビデオとかを何度も見てきましたので、今回はお会いするのを楽しみにしていました。とても残念ですね」と話していた。

また、グランプリとなる2013ミス・インターナショナル以外には、ミス・ナショナルコスチュームにアルバのエリアルダ・クロースさん、ミス・フレンドシップにニュージーランドのケイシー・ラドリーさん、ミス・インターネットにマカオのアデラ・カワイ・ソウさん、ミス・フォトジェニックにリトアニアのエルマ・セッダヴィシュートさんがそれぞれ受賞。日本代表の高橋有紀子さんは入賞を逃した。