サンドラ・ブロックとジョージ・クルーニーの初めて共演を果たしたスペース・サスペンス・エンターテイメント作品『ゼロ・グラビティ』に対する、宇宙飛行士・山崎直子のコメントが公開された。

映画『ゼロ・グラビティ』のポスター(左)と元宇宙飛行士・山崎直子

同作は、船外活動中に人工衛星の破片による無数の"宇宙ゴミ"の襲来により、漆黒の無重力空間《ゼロ・グラビティ》に放り出されてしまった宇宙飛行士2名の壮絶な運命を描いた作品。

世界各国の宇宙飛行士の間では、「『ゼロ・グラビティ』もう観た?!」と話題にあがるほどだとのことで、同作を鑑賞した山崎氏は、「非常に感動しました。主人公ライアン博士は、科学者としては専門家でしたが宇宙空間は初めて。肩に力が入り頼りない部分を残していたのが、(主人公が)様々な試練を乗り越える度に成長し、生きる意味を強く見出していく姿がとても感動的でした」と絶賛。また、「私が宇宙にいたのは3年前ですが、国際宇宙ステーションの内部や宇宙から見た地球の様子など、当時の様子が鮮明に蘇りました。一体どうやって撮影したのか?と驚くくらい無重力の感覚がよく伝わってきました。地球の映像が圧倒的に綺麗でしたよね」と同作の宇宙空間の描き方がとてもリアルであることを明かした。

映画『ゼロ・グラビティ』は12月13日より、全国公開。

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