「こいつめんどくさい」と思われていませんか?

「めんどくさっ!」この言葉を男性から聞いて、イラッとした女性は結構いるのではないでしょうか。一方で、「私の彼はそんなことは言わない」と感じた女性もいるかもしれませんね。

ですが、実は言葉にはしないだけで、男性は恋人に対してですら、面倒くさいと感じる瞬間があるのです。それはどんな時なのでしょうか。

■「何が変わったか分かる?」と質問する
大概の男性は、細かな変化にまでは気を配っていません。例えばロングヘアの女性が髪の長さを5~10センチ変えた、少しだけ髪の毛の色を明るくした、ネイルをマイナーチェンジした、口紅やチークの色を少し変えたというささいな変化には、言われるまでは気づかないものなのです。

元から変化に気づきづらい男性に、「何が変わったか分かる?」というアバウトな質問は、プレッシャーを与えるだけ。

聞かれた男性の心理はこう働きます。「分かる?」と聞くということは、何かが変わっているが自分には分からない→でも「分からない」と伝えてしまうと場の雰囲気が悪くなる→とりあえず何か言う→彼女が求める答えとは違った!→やっぱり場の雰囲気が悪くなる→こういう質問って苦手だな→面倒くさい! となるわけです。

変化に気づかないからといって男性は、恋人をよく見ていないわけでも、ないがしろにしているわけでもありません。学生時代に苦手な科目があったように、「変化に気づく」ことが苦手分野なだけなのです。ですから、こういった場面に直面してもイラッとするのは無駄。おおらかな気持ちで接してあげてください。

■ケンカをすると「別れよう」が口癖
男女ともに「別れよう」が口癖の人が実在しますが、これまでの取材データによれば、この言葉が発端で別れてしまうのは男性が言うより女性から、というパターンが多数でした。

最初は男性側が「イヤだ」と止めるものの、頻繁に言われて「面倒くさい……もういいかな」と了承してしまうのです。驚いた女性が言葉を撤回しても、後の祭り。男性は決意して意見をひるがえさない、というケースが多く見受けられました。

本気で思ってもいないのに「別れよう」と言ってしまうのは、自分の気持ち<彼の気持ちというエゴを少なからず抱えているから。大切な人を失わないよう、言葉遣いには普段から注意したいものです。

■急にふてくされる
不満があっても言葉で伝えずに投げやりな態度を取る、ふてくされる行為に対応するのは、男性が最も苦手とするところです。「言わなくても分かってくれるだろう」という言動は、単なる甘え。彼を自分の"お守り役"にすることは避けましょう。

これらの言動はすべて、相手に対する慣れや甘えから生じます。「親しき仲にも礼儀あり」を忘れないようにすると防げるだけではなく、彼と心地いい関係を長く続けることにもつながりますよ。

著者プロフィール

内埜さくら(うちの さくら)
恋愛コラムニスト。1200人以上の人物取材の経験で磨かれた鋭い洞察力が武器。事務、販売、接客など数多くの職業を経験後、2004年にフリーライターとして活動開始。多種多様な依頼をこなすうちに人物取材を得意とするようになり、男性誌で約3年以上、恋愛やセックス特集を担当。ライター活動中に取得した心理カウンセラーになるために学ぶ必須項目の心理学と取材データを元に、処女作の「恋がガンガンうまくいく魔法のフレーズ80」(講談社)を上梓。心理カウンセラーとしても活動中。「恋愛コラムニスト内埜さくらのブログ」も更新中。