ハロー! プロジェクトの5人組アイドルグループ・℃-uteが10日、東京・千代田区の日本武道館で、単独ライブ「Queen of J-POP~たどり着いた女戦士~」を開催した。

単独ライブ「Queen of J-POP~たどり着いた女戦士~」を開催した℃-uteとサプライズ登場した森高千里

同コンサートは、結成9年目を迎えた℃-uteの初となる日本武道館コンサート。"℃-uteの日"として記念日認定されている9月10日には、毎年ライブやイベントを行ってきたが、7回目の今年は会場が日本武道館ということで、9日に開催された追加公演も含めて計2万人のファンが集結。℃-uteは、今月4日に発売された8rdアルバム「⑧Queen of J-POP」から「たどりついた女戦士」や「私が本気を出す夜」を熱唱したほか、11月6日に発売予定の23rdシングル「都会の一人暮らし」を初披露した。

MCでは萩原舞が「ここでライブが出来たのは、みなさんのおかげです」とファンに感謝の言葉を述べると、岡井千聖は「日本武道館だよ! 満足!」と感無量。日本武道館は、2020年に開催される東京オリンピックの柔道競技場になっており、リーダーの矢島舞美は「オリンピックが東京に決まってから、日本武道館に立つのは℃-uteが初めて」と感激し、「今はアイドル戦国時代だけど、他のグループをまとめて一本背負いして金メダルを獲ります!」と意気込んで会場を盛り上げた。

また、中盤では所属事務所の先輩で歌手の森高千里が、花束を持って祝福に駆け付け、メンバーは「えー!?」とあまりのサプライズにびっくり。「隠れて見つからないようにしてました。今日はみんなと一緒に歌えれば」と笑顔を見せる森高は、自身の曲で℃-uteがカバーした「この街」を一緒に歌唱。続けて、会場の"千里コール"に応えて「雨」を披露した森高は「後輩たちが私の曲を歌ってくれるとうれしい。私のコンサートに来てくれたので、お返しに来ました」と微笑むと、矢島は「心臓が止まりそう。ライブに駆け付けてくれて本当にうれしい」と思わぬ祝福に大喜びしていた。

21曲を全力で披露後、ファンのアンコールに応えて再登場した℃-uteは、客席通路を歌いながら歩きステージへ。鈴木愛理は「チーム・℃-uteの愛を深めて、みなさんと一緒にたくさんの思い出を作りたい」とあいさつし、岡井は「辛い事が多いと思ってたけど、一気に吹っ飛んだ。また会いに来て!」と感涙。「ペンライト一つひとつに顔と気持ちがあって、こんなにたくさんの人が応援してくれてるのはすごいこと」と感激のあまり声を詰まらせた矢島は、「新たなスタートを切って、もっともっと成長していきたい。今日は本当にありがとうございました!」とアンコールを含む24曲を披露した武道館ライブを締めくくった。