奈良県出身者のホンネとは……

奈良県といえば、皆さんは何を思い浮かべるだろうか。東大寺、大仏、鹿……せんとくん。そんな「名物」の多い奈良県は、関西でも京都府や大阪府と並ぶ人気の観光スポットだ。今回はそんな奈良県出身のマイナビ会員22人に、奈良県の地元事情を聞いてみた。

■奈良県の地元自慢
・「世界遺産の数が全国一多い、歴史的な建物が多い」(26歳男性/情報・IT/技術職)
・「お雑煮の餅はきな粉をつけて食べる、甘くておいしい」(26歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「明石家さんまの出身地」(41歳男性/電機/技術職)
・「遺跡や古墳などがあちこちにある」(25歳女性/商社・卸/秘書・アシスタント職)
・「せんとくんが有名」(30歳女性/アパレル・繊維/事務系専門職)
・「奈良公園の鹿」(24歳男性/運輸・倉庫/営業職)

■ちょっと気になる・ライバル意識がある都道府県は?
・「京都府、歴史と都会が融合しているので完全に負けていると思う」(32歳女性/商社・卸/秘書・アシスタント職)
・「京都府、新幹線の駅がない奈良県は、駅がある京都府とよく間違えられるから」(29歳男性/自動車関連/技術職)
・「和歌山県、鹿で有名な奈良県よりもパンダで有名な和歌山県の方が良い印象を受けるため」(26歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「関西では滋賀県だと思う、ポジション的に」(28歳女性/不動産/事務系専門職)

■相性がいい・親しみを感じる都道府県は?
・「滋賀県、関西の田舎同士」(26歳女性/その他/秘書・アシスタント職)
・「大阪府、近隣ですぐに行けるので買い物などは全部大阪府に出る」(32歳女性/商社・卸/秘書・アシスタント職)
・「大阪府、大阪府からのおこぼれをいろいろともらっているから」(29歳男性/自動車関連/技術職)
・「京都府、盆地気候と文化遺産の多さに奈良県との共通点を感じる」(26歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「京都府、古都が共通しているところに親しみを感じる」(26歳男性/情報・IT/技術職)

■絶対ここは外せないというスポットは?
・「天川村、夏は涼しくキャンプ場としても最適だし、足を伸ばせば洞川温泉でほっと一息つくこともできる」(26歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「吉野山の桜、金峯山寺蔵王堂、パワースポットだから」(26歳男性/情報・IT/技術職)
・「東大寺、大仏の迫力は見てほしい」(32歳女性/商社・卸/秘書・アシスタント職)
・「奈良公園と東大寺、THE奈良というところに行ってほしい」(31歳女性/情報・IT/技術職)
・「法隆寺、やっぱり一度は来てほしい歴史を感じさせる場所」(25歳女性/商社・卸/秘書・アシスタント職)

■テッパン土産といえば?
・「鹿せんべい」(29歳男性/自動車関連/技術職)
・「奈良漬」(33歳男性/その他/その他)
・「『だんご庄』のおだんご、姉の旦那さんの好物で里帰りの際には必ずお土産として持って帰ってもらっている」(26歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「柿の葉寿司、地味だけど味はなかなかです」(27歳女性/情報・IT/技術職)
・「葛餅がおいしい」(28歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「まほろばの大仏プリン、川越シェフもお勧めな商品なので」(32歳女性/商社・卸/秘書・アシスタント職)

■総評
奈良県の地元自慢は、「世界遺産」の数が全国1位ということ。17ある日本の世界遺産のうち、なんと3つが奈良県に! 遺跡や古墳などもあり、奈良県の街を歩けば歴史の息吹を感じることができる。また奈良県は、日本を代表するお笑いタレント明石家さんまさんの出身地。KinKi Kidsの堂本剛さんも奈良県の出身で、県民の自慢となっているようだ。

そんな奈良県民が親しみを感じている都道府県は、「大阪府」と「京都府」。京都府は世界遺産もあり「古都」であるという共通点が、大阪府は「近隣なのでよく行く」というのが主な理由のようだ。ライバル意識のある都道府県では「京都府」が1位に。とはいえ、「観光地として京都の方が成功している気がする」「ライバルというか負けている……」という気弱な回答もチラホラ。少数ながら、「和歌山県」や「滋賀県」という回答もみられた。

絶対に外せないスポットは、「奈良公園」をあげる人が多かった。東大寺も定番ながら、やっぱり奈良観光には外せない。他にも、奈良公園内にある「春日大社」や、「曽爾村」、「近鉄電車の車窓から見る平城宮跡」などがオススメということだった。お土産では「柿の葉ずし」が人気。「奈良漬」や「吉野葛」、「まほろば大仏プリン」を推す人もいた。ちなみに筆者は、「せんとくん」のグッズをお土産でもらったことがあるのだが、インパクト重視の人にはオススメだ。

京都府に比べるとやや地味な印象の奈良県だが、こうしてみると、奈良県にしかない奥深い魅力でいっぱいだ。「修学旅行の記憶しかない」という人も多いかと思うが、大人になった今、奈良県へ「再発見の旅」に出てみてはどうだろう。

調査時期: 2013年6月24日~2013年7月29日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 奈良県出身22名
調査方法: インターネットログイン式アンケート