港町横浜、歴史情緒あふれる鎌倉、自然豊かな箱根……。全国的に有名なスポットも多い神奈川県だが、住んでる人たちは自分の県のことをどう思っているのだろうか。今回は神奈川県出身のマイナビニュース会員75名に「県民のホンネ」を聞いてみた。
■神奈川県の地元自慢
・「東京に近いが、ごみごみしていない」(30歳男性/情報・IT/技術職)
・「日本3大中華街のひとつがある」(40歳男性/自動車関連/技術職)
・「おしゃれな港町たる横浜、小泉元首相が横須賀の県立高校出身」(29歳女性/学校・教育関連/技術職)
・「鎌倉や江ノ島など海の観光地、箱根などの山の観光地がある」(SE・プログラマー・システム)
・「アイスクリームとか日本初のものが多いこと」(25歳男性/機械・精密機器/事務系専門職)
・「横浜、湘南、鎌倉、箱根など観光地が多い、J1・J2併せて4チームある、プロ野球、バレーボールなど、フランチャイズを置くチームがたくさんある」(55歳男性/マスコミ・広告/クリエイティブ職)
■神奈川県の地元あるある
・「横浜出身者は横浜市歌が歌える」(31歳女性/電機/事務系専門職)
・「出身地を聞かれた時、神奈川県とは答えず、横浜、横須賀、川崎など都市の名前で答える」(33歳男性/情報・IT/技術職)
・「神奈川県出身と言うと必ず『横浜?』って聞かれるけど、他にもいっぱい町ありますから!!といつも思う」(27歳女性/金融・証券/事務系専門職)
・「横浜というと何となくオシャレと言うイメージをもたれる、横浜出身の人は県名ではなく出身を横浜と言う」(30歳女性/医薬品・化粧品/営業職)
・「他県の人に神奈川というより、横浜という方が分かってもらえる」(22歳女性/マスコミ・広告/営業職)
■ちょっと気になる・ライバル意識がある都道府県は?
・「千葉県、ディズニーランドなどもあり侮れない」(30歳男性/情報・IT/技術職)
・「千葉県、何かと『東京』と名のつく施設などが多く、東京とのつながりを主張したがっている気がするから」(24歳女性/小売店/販売職・サービス系)
・「兵庫県、何となくキャラがかぶっている」(45歳男性/情報・IT/技術職)
・「東京都、おしゃれ度が一枚上か」(49歳男性/その他/その他)
・「東京都、横浜もそこそこ人は多いけど、都心に出るとやっぱり規模が違うなーと思う」(33歳女性/ソフトウェア/事務系専門職)
■相性がいい・親しみを感じる都道府県は?
・「東京都、隣さんだし行く機会も多いので親しみがある」(28歳男性/情報・IT/営業職)
・「兵庫県、港町で中華街があり、街の雰囲気がおしゃれなところが似ている」(49歳男性/その他/その他)
・「兵庫県、対抗心がお互いにない」(31歳女性/建設・土木/技術職)
・「千葉県と埼玉県は、非東京の首都圏ということで価値観が近い気がします」(35歳男性/学校・教育関連/事務系専門職)
・「静岡県沼津市は、港町で何となく雰囲気が似ている気がするから」(23歳女性/情報・IT/技術職)
■絶対ここは外せないというスポットは?
・「三浦半島は、横浜駅から1時間弱で、海と山と畑に囲まれた別世界」(35歳男性/学校・教育関連/事務系専門職)
・「みなとみらい、夜景がすばらしいし古くからある街並みとの調和が良いから」(30歳女性/医薬品・化粧品/営業職)
・「鎌倉かな……古民家カフェでまったりして、江ノ電に乗って江ノ島に行くのもいいかも」(28歳女性/アパレル・繊維/事務系専門職)
・「横浜の中華街はブラブラするだけでも楽しいし、料理もおいしいのでおススメしたいです」(31歳女性/食品・飲料/販売職・サービス系)
・「マリノスタウン、中村俊輔を間近で見られる」(48歳女性/情報・IT/事務系専門職)
■テッパン土産といえば?
・「よこすか海軍カレー」(26歳男性/学校・教育関連/事務系専門職)
・「『鳩サブレー』が無難だけど、分かる人には『花こんにゃく』を勧めたい」(35歳男性/ソフトウェア/技術職)
・「霧笛楼の『横浜煉瓦』ぎっしりしていて満足感があるから」(30歳女性/医薬品・化粧品/営業職)
・「崎陽軒の『シウマイ弁当』は定番だけにおいしいですよ」(36歳男性/医療・福祉/クリエイティブ職)
・「ありあけの『横濱ハーバー』は知られていない銘菓、地方の和菓子職人に紹介したらおいしいと驚かれた」(32歳女性/情報・IT/事務系専門職)
■総評
神奈川県の地元自慢を聞いた質問では、観光名所が多いことをあげる人が多かった。マリンスポーツが盛んな湘南がある一方で、温泉で有名な箱根があり、海も山も楽しめるのはたしかに魅力だ。さらに、みなとみらいには近代的な建物が並ぶが、古都・鎌倉もあり、新旧両方の文化が楽しめる奥深い一面も。小泉純一郎氏や小泉今日子さんなど、出身者に有名人が多いことをあげる人もいた。「ペリーが来た」なんていう自慢も。
あるあるネタでは「出身地を聞かれたとき県名よりも市名で答える」との回答が多く見られた。筆者も神奈川県在住なのだが、たしかにその通りかもしれない……。 特に、横浜や鎌倉、湘南エリアに住んでいる人はその傾向が強い気がする。
そんな神奈川県民が親しみを感じている都道府県、第1位は「東京都」。通勤や通学で東京方面へ行く人が多いようだ。最近では、東急東横線と副都心線が相互直通運転を開始。横浜から新宿などへのアクセスがより便利になり、余計にそう感じるのかもしれない。
一方、「ライバル意識がある県」としては、千葉県をあげる人が多かった。ディズニーランドなど人気施設があることや、東京に近いこと、気候風土が似ていることなどが理由のようだ。また、東京都を「永遠のライバル」「超えられない敵」と言う人もいれば、「大仏がある」という理由で奈良県をライバルにあげる人、人口の多さで大阪府をあげる人もいた。「神奈川県はライバルに値すると思える都道府県がないほど誇りがもてる」なんて地元愛にあふれた回答も。
「絶対に外せないスポット」は、横浜中華街や鎌倉、江ノ島、箱根、みなとみらいなど納得の地名が並んだ。みなとみらいには「アンパンマンミュージアム」や「カップヌードルミュージアム」などもあり、デートはもちろん、ファミリーでも楽しめそうだ。テッパン土産として人気だったのは、豊島屋の「鳩サブレー」と「崎陽軒のシウマイ」。中華街の月餅や点心、湘南名物「江の島タコせんべい」を推す人もいた。
1日では回りきれないほど見どころ満載の神奈川県。観光するならここ!お土産ならこれ!と、人によってそれぞれ強い「こだわり」があるようだ。
調査時期: 2013年6月24日~2013年7月17日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 神奈川県出身75名
調査方法: インターネットログイン式アンケート