どこまで本気かわからないジョン・レノンのクローン計画。写真はザ・ビートルズ (C)BANG Media International

カナダの歯科医マイケル・ズック氏が、故ジョン・レノンのクローン計画を進めているという。

2年前にイギリスのオークションにて2万ポンド(約300万円)ですでに腐敗が進んでいたジョンの歯を落札したズック氏は、複数の科学者の協力を得て、その歯からジョンのDNAを抽出し、それを元にジョンのクローン人間を造ろうと本気で野望を立てているようで、examiner.comに次のように話している。

「科学者がマンモスのクローンを造ることができるなら、次はジョン・レノンだって可能なはず。ロック界最大のスターの1人を復活させるための種を潜在的に持っているということだけでも、ビックリなことだと思いますがね」

1980年にニューヨークで射殺されたジョンは、1960年代に歯科医によって抜かれた臼歯を、その後自宅の家政婦をしていたドロシー・ジャレットに手渡していた経緯があるが、2年前に競売にかけられたのはこの虫歯の臼歯だった。

これまで、その際に手にしたジョンの歯をガン治療促進の啓発活動のために利用していたというズック氏だが、現在はその歯のエナメル質の大半をDNA抽出のために研究所に送ったという。

さらにズック医師は「ジョン・レノンのDNAを完璧に配列できるかもしれないという可能性だけでも私はゾクゾクしている。そう遠くない内にも実現するものと期待しています。多くのビートルズファンはジョンが射殺された時、呆然自失としたことを覚えていることでしょう。なので、ファンの皆さんがジョンに生きるセカンドチャンスが与えられたと聞く日が到来すればと思っています」と続けている。

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