モデルで女優の土屋アンナが31日、オフィシャルブログを更新し、初主演舞台『誓い~奇跡のシンガー~』が中止となった一連の騒動を謝罪した。

初主演舞台が中止となった土屋アンナ

土屋は「ご報告」と題し、「この度は、舞台の件でお騒がせして申し訳ありません」と謝罪。「共演者の皆様、チケットを購入して楽しみにしていただいていた方々、ファンの皆様、そして心配してくださっている多くの皆様、本当に申し訳ありません」と重ねて詫びた。

また、「濱田朝美さんに迷惑がかかっていないかも心配です。体調のことも気になるので無理のないようにして欲しいと思います」と原作者・濱田氏を気遣い、「突然の公演中止には、とても残念に思っています」と心境を吐露。「事実・経緯については、弁護士さんに対応して頂いています。話せるタイミングがきたらきちんと報告させていただきますので、少しの間だけ待っていて下さい」とし、この日のブログを「今はこれしか言えなくてごめんなさい」と締めくくっている。

同作は濱田氏の自叙伝『日本一ヘタな歌手』(光文社刊)を原案とした、土屋にとって初となる主演舞台。8月6日から公演が行われる予定だったが、主催者側は土屋が無断で稽古に参加し続けなかったとして29日、公式サイト上で中止を発表。それに対して同日、事務所サイドは「事実無根の内容」と反論し、「本件舞台稽古期間中に、原案の作者の方から『本件舞台の台本を見ていないうえ、承諾もしていない』という連絡があり、製作サイドに対し、原案の作者の方の固有の権利に万全の配慮を尽くすよう対応をお願いしておりました」とコメントを発表した。

食い違う両者の言い分だったが29日深夜、原作者の濱田氏が自らの見解をブログに発表。「土屋アンナさんが、自分勝手に舞台練習を休み、そのせいで八月の公演が出来なくなったという内容が、舞台の公式ページに発表されました。その発表は、全くの事実無根です」とし、舞台化を認めていないにも関わらず半ば強制的に事が運び、そのことを聞いた土屋が濱田氏に代わって監督に「濱田さんが納得出来るものにしてください」と掛け合い、「原作者が納得し、許可した舞台でないのなら、出演出来ません」と伝えていたことを明かした。