8月9日にBlu-ray、DVDで発売されるVシネマ『忍風戦隊ハリケンジャー 10 YEARS AFTER』の完成披露試写会が15日、東京・新橋のヤクルトホールで開催され、塩谷瞬、長澤奈央、山本康平、白川裕二郎、姜暢雄、橋本仰未ら主要キャス卜が登場した。

左から姜暢雄、山本康平、塩谷瞬、橋本仰未、長澤奈央、白川裕二郎

2002年~2003年にテレビ朝日系列で放送された、「スーパー戦隊」シリーズ第26代作品『忍風戦隊ハリケンジャー』は、忍者学校「忍風館」の若者たちが、ゴウライジャーと共に200年間後継者が途絶る疾風流伝説の忍者ハリケンジャーに変身し、宇宙忍群ジャカンジャと戦う姿が描かれる特撮TVドラマ。塩谷がハリケンレッド役で主演デビュー、ハリケンブルーを長澤、悪の宇宙忍者・一の槍フラビージョ役を山本梓が務めるなど、今振り返れば豪華キャストが名を連ねている。

その『ハリケンジャー』が10年の時を経て、Vシネマ『忍風戦隊ハリケンジャー 10 YEARS AFTER』として復活。この企画はキャストの強い希望から生まれたもので、ハリケンブルー役の長澤とハリケンイエロー役の山本がアソシエイトプロデューサーを担当し、さらに山本は本作の脚本も手がけている。物語は「10年前の最終回は、本当は間違いだったのかもしれない……」をコピーに、10年前に「邪悪なる意志(アレ)を倒したこと」によって新たなる「邪悪なもの」が生まれ、ハリケンジャーたちが10年の時を経て結集、新たな戦いが描かれる。

本編上映後に登場したハリケンレッド役の塩谷は、「10年たって、また5人揃って舞台に立てるとは思いませんでした」と感慨もひとしおの様子。発起人の一人である長澤は「本当にたくさんの人にご迷惑もかけてしまいましたが、きっとみんな楽しんでくれたと思います。あきらめないで言い続けて良かったです」と感無量、脚本を担当した山本は「次回作の脚本の構想はもうあります!」と次回作を期待させる一言を添えた。

塩谷瞬

長澤奈央

山本康平

白川裕二郎

姜暢雄

橋本仰未

本作に「謎の少年」として出演する橋本は、極真空手の世界大会を三連覇したスーパー空手少年。小さい頃に『ハリケンジャー』を見ていたとのことで、「『ハリケンジャー』を見て空手やアクションを始めたので、今日はうれしいです」と感激。"瞬兄ちゃん"と慕う塩谷が"命"の人文字を現場で見せて話題になっていたことを話し、実演せざるをえない空気にする一幕も。質問コーナーでは、熱心なファンから次々と質問が飛び交い、「現場でつらかったことは?」という問いには、姜が「(本編で歌うシーンがある白川が)毎朝5時に歌を聞かせてくるのがつらかったです」と語り会場を笑わせていた。

最後に塩谷がDVDとBDの発売を告知すると、「皆さんが宣伝して買ってくだされば続編が作れるかもしれません! またここでお会いしましょう!」と続編への期待をにじませて、イベントは幕となった。Vシネマ『忍風戦隊ハリケンジャー 10 YEARS AFTER』DVD、BDは、8月9日発売&レンタル開始を予定している。