女優・北川景子主演の日本テレビ系の連続ドラマ『悪夢ちゃん』が、2014年公開に向けて映画化されることが15日、明らかになった。

2014年に公開されることが決定した『悪夢ちゃん』

2012年の10月クールに放送された同作は、11歳と12歳児の平均視聴率29%、最高視聴率35%超を獲得し、35歳から49歳までの母親層は序盤は11~12%前後ながらも、中盤以降は15~16%に上昇。恩田陸の小説『夢違』を原案に、未来に災難を予知夢として見てしまう少女"悪夢ちゃん"こと古藤結衣子と、彼女の見た悪夢を読み解くことができる担任教師・武戸井彩未が次々の巻き起こる事件を解決していくという子供から大人まで楽しめるストーリー展開が視聴者の心をつかんだ。

主演の北川は映画化決定を受け、「続編をやりたいという思いはあって、まさか映画になるとは想像していなかったので、うれしかったです!」と喜びのコメント。主演ドラマの続編が制作されることは今回が初めてで、「彩未先生のセリフに学ばせてもらったことがたくさんありましたし、今まで演じたドラマの中で一番成長することができたと感じられる役で、願わくばもう一度やりたいと思っていたので、念願が叶いました」と振り返っていた。

一方、悪夢ちゃんのドラマオーディションで500名以上から抜てきされた木村は、「『悪夢ちゃん』の続きをやりたいと思っていたので、それがかなってとてもうれしいです!」とこちらも待望の続編に喜びの声。「映画の撮影では、北川さんや共演者の皆さんと半年ぶりに会えてうれしかったです。北川さんには『身長が伸びたね』と言われました(笑)。私も彩未先生との距離が近くなってビックリしました(笑)」とエピソードを披露し、「撮影は暑くて大変なんですけど、そんなことを忘れちゃうくらい楽しいです」とうれしそうに語っていた。

また、GACKT、優香、小日向文世といったおなじみのキャストも出演。映画版のストーリーの鍵を握る役どころとして佐藤隆太、本上まなみの出演が決定しているほか、悪夢ちゃんの初恋の相手となる転校生・完司役には旬な役者が起用されるという。完司役は後日、発表される。撮影は7月1日にスタートし、8月中旬のクランクアップを予定している。