歌手の山下達郎が、嵐の松本潤、女優の上野樹里出演の映画『陽だまりの彼女』(10月12日公開)の主題歌を担当し、新曲「光と君へのレクイエム」を書き下ろしたことが12日、明らかになった。

映画『陽だまりの彼女』に出演した上野樹里(左)と主題歌「光と君へのレクイエム」を書き下ろし山下達郎

同作は、累計発行部数63万部を突破した作家・越谷オサムの同名小説を原作に、松本潤演じる主人公・浩介と上野樹里演じるヒロイン・真緒のラブストーリー。中学時代に幼なじみだった2人は10年ぶりに偶然に再会し、幼い頃の純粋な思いを取り戻した2人は、恋に落ち、やがて結婚を決心する。しかし、真緒には誰にも知られてはならない"ありえない秘密"があった。

今回、山下が書き下ろした新曲は、エンディングで溢れ出る涙を爽やかな感情へと導くアップナンバー。テーマソングに採用されたビーチ・ボーイズの「素敵じゃないか」と共に、物語を盛り上げている。同作について山下は、「何よりまずとにかく、上野樹里さんと松潤くんのクローズ・アップがたまらなくすてきな映画です」とたたえ、「彼らの持つ若さと清廉さを歌にしてみたくてこの曲を作りました。淡く悲しい恋物語に一筋のぬくもりを」と楽曲に込めた思いを語っていた。

一方、主題歌となる新曲を聞いた2人は感激のコメント。松本は、「敬愛する達郎さんに、僕が出演する作品の主題歌を書き下ろしていただいて、とても幸せです」と喜び、「エンドロールで達郎さんの歌を聴きながら、作品の余韻に浸れるのは、とてもぜいたくな事に感じました。達郎さん、すてきな曲を提供していただき、ありがとうございます!」と感謝。上野も、「浩介の情熱的な鼓動や体温を感じる、真緒の軽やかに幸せそうに刻む命の美しさを感じる愛おしい曲」と絶賛し、「光は君へのレクイエム、このフレーズには頭の先まで鳥肌が立ちました。 山下達郎さん、本当にありがとうございます。幸せがあふれます」と最大限の敬意を表していた。