カンヌ国際映画祭にて、映画監督に挑戦したいと話したラーズ・ウルリッヒ (C)BANG Media International

米へヴィ・メタルバンド、メタリカのラーズ・ウルリッヒが映画監督に挑戦したいという野心を覗かせている。

現在フランスで開催中のカンヌ国際映画祭にて、メタリカの新作3Dライブ映画『スルー・ザ・ネヴァー』のプロモーションを行っているラーズだが、いつの日か映画監督の座に就きたいとエンタメサイトのゲッティ・イメージズ・エンターテインメントに話している。

「俺にとっての最大の敵は時間だね。メタリカは結成32年目に入ってもどんどん忙しくなってきてるし、もっと多くのプロジェクトを抱えてる状態で、これまで以上に俺の時間を奪ってるんだよ。監督をやるかも知れないね。何かに挑戦したいって思ってるんだ。実際、脚本に加えて監督とプロデューサーの両方のオファーを受けてるんだよ。それにいくつかの映画ではすでに演技の経験もあるしね。だから俺にできることだったらやってみるさ」

また、メタリカとしてスタジオ入りしている時に全てをコントロールする仕事環境に慣れていることもあり、『スルー・ザ・ネヴァー』の制作過程はかなり大変なものだったとラーズは認めている。「このレベルで映画を作ることはまあかなり大変だったね。音楽の世界では自分で自分の環境をコントロールすることに慣れちゃってるけど、映画の世界では何も自分ではコントロールなんてできないものなんだよ。まるで修羅場みたいなもんさ。でも、そこにこそ妙な美しさが潜んでいるのさ」

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