幕張メッセにて開催された「ニコニコ超会議2」の「超鉄道エリア」に、28日、自由民主党の石破茂幹事長と三原じゅん子議員が視察に訪れた。

「超鉄道エリア」の視察に訪れた(写真左から)三原じゅん子議員、石破茂幹事長と、同エリアのプロデューサーを務めた向谷実氏

石破幹事長は会場内に設置された自民党ブースをはじめ、自身の特製レシピからつくられた「石破カレー」を販売する超フードコートや自衛隊・在日米軍ブースを訪問。あわせて「超鉄道エリア」も視察し、同エリアのプロデューサーを務める向谷実氏(音楽家、音楽館代表取締役)と、鉄道に関するトークを展開した。

「鉄道はものすごく好き。私は『乗り鉄』兼『飲み鉄』ですね」と石破幹事長。「私たちはブルートレインでここへ来たんです。夜行列車はお好きですか?」との質問に、「24系が一番好き」とコメントした。20系客車は、「ちょっと狭い」と感じていたという。

「24系はいまB寝台も二段式になっているんですよ。でもA寝台じゃないと体が辛いのでは?」と聞かれた石破幹事長は、「そんなことはないですよ。B寝台でも進行方向と平行になっているものなら大丈夫。電車寝台とかであるじゃないですか」。これに向谷氏は、「583系のB寝台ですね! ……何でこんなマニアックな会話しているんでしょう(笑)」と苦笑い。三原議員は、「入っていけない話題ですね……。すごすぎます」と戸惑い気味だった。

トーク中、石破幹事長が1957(昭和32)年生まれ、一方の向谷氏が1956年生まれで年上だとわかり、「あ、なんだ石破君か(笑)」と向谷氏が冗談を言う場面も。「同世代だけに、新幹線の開業も、寝台列車の全盛期も、蒸気機関車が走っていた頃もご存知なんですね」と向谷氏が言うと、「C57形が一番きれいでしたね。私は鳥取出身で、当時走っていたんですよ。C57形もいたし、もちろんD51形もいっぱい走っていました。でもC62形だけは見たことがないんです」と、石破幹事長は当時を振り返った。

石破幹事長と向谷氏はほぼ同世代だという

ブルートレインが好きという石破幹事長は、「いまは『北斗星』くらいしか残っていないので、あの列車がある間にできるだけ乗っておきたい」。この発言を受けて、「それが残っている間に、できるだけいろいろなことをしてくださいよ」と向谷氏が注文するも、「皆さん、できるだけブルートレインを残しましょう。よろしくどうぞ」とかわした。さらに向谷氏へ、「鉄道のチャイムを復活させません?」「新幹線が走り始めた昭和39年頃の鉄道唱歌を、もう1回やってほしい」などと願望を語っていた。

石破幹事長はその後、「超鉄道エリア」に出展した各鉄道会社の展示ブースも視察。各関係者と交流を図っている様子だった。