JR東海は24日、N700系改造の進捗および計画について発表した。2013~2015年度にかけて、N700Aに採用した機能の一部を反映する改造を実施。N700Aタイプとなった車両には新たなロゴマークが貼付される。

東海道新幹線を走るN700系

N700Aタイプの車両に貼付される新ロゴ

同社所有のN700系については、全80編成を対象に230億円(概算)かけて改造することがすでに発表されており、今回の発表では今後3年間の具体的な計画が示された。N700系の改造工事は浜松工場にて行われ、2013年度は32編成、2014年度は37編成、2015年度は11編成がN700Aタイプに改造されるという。

第1編成の運用開始は5月中旬を予定しており、N700Aで採用された中央締結ブレーキディスク、地震ブレーキ、定速走行装置などを搭載した車両に。「A」を追加した新しいロゴも貼付される。なお、改造後も車両の呼称は「N700系」のまま。

JR東海では、N700系の改造およびN700Aの追加投入により、2015年度末にはN700Aタイプの車両が全体の約8割になるとしている。