JR旅客6社は19日、ゴールデンウィーク期間(4月26日から5月6日まで)の指定席予約状況を発表した。JR九州とJR北海道を除き、前年を上回る予約状況となった。

ゴールデンウィークの予約状況は、東北・秋田新幹線(写真左)と九州新幹線(同右)で対照的な結果に

JR東日本では、ゴールデンウィーク期間中における新幹線の予約可能席数が215万席(前年比99%)に対し、4月18日時点の予約席数は80万席(前年比111%)。在来線も含めた全体の予約席数は103万席(前年比109%)となっている。

列車ごとに予約席数を見ると、東北新幹線「はやぶさ」「はやて」「やまびこ」「なすの」が42万8,000席(前年比108%)、秋田新幹線「スーパーこまち」「こまち」が6万席(前年比114%)、上越新幹線「とき」「たにがわ」が16万5,000席(前年比114%)に。在来線特急も、「はくたか」が5万5,000席(前年比112%)、「スーパーあずさ」「あずさ」「かいじ」が5万8,000席(前年比111%)となった。一方、特急「成田エクスプレス」の予約席数は1万4,000席で、前年比85%だった。

東海道新幹線を管轄するJR東海では、期間中の新幹線の予約可能席数344万席(前年比102%)に対し、4月18日時点の予約席数は122万席(前年比106%)。名古屋駅発着の在来線特急列車を含めると、予約席数は128万席で、前年比106%となった。

JR西日本では、関西地区を中心とした新幹線・在来線の予約可能席数約258万1,000席のうち、4月18日時点での予約席数は約82万8,000席(前年比102%)。JR四国は特急・快速列車の指定席の提供席数約16万8,300席(前年より約1,900席減少)に対し、予約席数は約3万9,700席(前年より約900席増加)となっている。

JR九州は新幹線・在来線を合わせた指定席数66万7,000席(前年比99.9%)に対し、4月18日時点の予約席数は19万6,000席(前年比91.6%)。うち九州新幹線の予約席数は10万9,000席で、前年比87.9%だった。JR北海道は指定席の提供席数26万4,962席(前年比98.9%)に対し、4月17日時点の予約席数は9万64席(前年比98.9%)だった。

JR北海道は、予約のピーク日を札幌発5月3日・札幌着5月5日と予想、他の各社も、下り列車は5月3日、上り列車は5月5・6日をピーク予想日としている。ただしピーク予想日の一部時間帯を除き、まだ座席に余裕があるとのことで、早めの予約を呼びかけている。