両手を背中で組み、両腕をなるべく前に傾ける。上半身の線が丸くなるようにする

整体師の大山奏です。理由もないのに腕が重い、肩周りがすっきりせず猫背になってしまう、などの症状を経験したことはないでしょうか? PC作業など同じ姿勢を長時間続けている人は、知らず知らずの内に胸の上のあたりの筋肉が固まってきてしまいます。そこで今回は、腕や胸の辺りのだるい感じを楽にする「大胸筋」のストレッチを紹介します。

大胸筋ストレッチ

Step1:脚を肩幅か少し広めに開いて立ちます

Step2:両手を背中側で組み、肩甲骨を意識します

Step3:両腕を身体の上を通って前側にできるだけ傾けます

立っている状態で息を思い切り吸いながら胸を開きます。息を吐きながら身体を気持ちいいなと感じる程度までだんだんと前に倒します。そこでもう一度息を吸って、吐きながらもう一段階頭と脚が近くなるようにします。

NG例。頭を前方に上げたままだと効果が半減

膝が大きく曲がってしまったり、頭を前方に上げたままにしてしまうと効果が半減します。上半身全体を丸めるイメージで頭は膝に近づけるようにすると、首の後ろ側も合わせてストレッチできます。

朝のボーっとした時間にストレッチ

朝に10分早起きできたら何をしますか? この10分中の1分を使って、日に当たりながら楽な運動をすることをオススメします。朝は身体が起きていないので、ボーっとしていますよね。そんな時に大きく息を吸って吐くというストレッチは、目覚めを良くするのにも適しています。

実は疲れている三角筋も一緒にストレッチ!

今回は大胸筋のストレッチとして紹介しましたが、この動きは肩の骨の中の三角形の筋肉、三角筋のストレッチにもなります。自分では気づきづらいのですが、マッサージなどをしてもらうと疲れているのがよく分かります。

本当なら朝日を浴びて散歩をしながら身体をほぐせればいいのですが、仕事の関係上1分でも多く寝ていたいと思う人が大半だと思います。ですが、その1分をストレッチの時間に充ててみれば、1分多く寝ていたよりももっと身体の疲れをほぐし、シャキッとさせることができるかもしれませんよ。

筆者プロフィール : 大山 奏(おおやま かなで)

スピリチュアルと運動が好きなアウトドア系ライター。整体師。癒やしを与えられる人になろうとアロマテラピーインストラクター・セラピストへ向けて勉強中。ストレス解消法は神社巡りと滝行。スピリチュアル系雑誌の執筆から脳科学・恋愛記事まで、興味のあるものには迷わず挑戦している。ブログでは日々の出来事を思うままにつづっている。

「ひよっこライター大山奏」