柴咲コウ、護衛艦「さみだれ」から登場し「私も誇りを身につけたい」

女優の柴咲コウが9日、神奈川・海上自衛隊横須賀地方総監部で行なわれた、映画『名探偵コナン　絶海の探偵（プライベート・アイ）』のヒット祈願セレモニーに出席した。

20日から全国で公開されるアニメーション映画『名探偵コナン　絶海の探偵（プライベート・アイ）』は、青山剛昌の推理コミック『名探偵コナン』の劇場版第17弾。同作は、国防上最高機密であるイージス艦を舞台に、体験航海で乗艦していたコナンたちが艦内に某国のスパイXが潜んでいることを知り、日本全土を巻き込む大事件に立ち向かう――というストーリーで、イージス艦に乗る謎の女性自衛官・藤井七海役をゲスト声優の柴咲が務めている。

セレモニーでは、柴咲が海上自衛隊の護衛艦「さみだれ」のタラップから、敬礼する女性自衛官たちが並ぶブルーカーペットに登場し、「思ったより風が強くてドキドキしました。艦内はキレイに整頓されていて、カーペットが薄いグリーンで可愛かった」と敬礼を返しつつにっこり。約30人の女性自衛官に囲まれた柴咲は、「男性と同じ訓練をされてるんですか? 我慢していることはありますか?」と問うと、大川綾子三尉に「訓練は男性と同じ。出航すると甘い物が食べられないのが辛い」と言われ、「私には出来ない!」とびっくり。また、内田桃子三曹から「出航すると外部と連絡出来ないんですが、その状況で恋人と仲良くするコツは?」と恋愛相談をされ、「私が聞きたいです! 想い念ずることですかね」と笑顔で答えていた。

柴咲は同作で女性自衛官を演じたが、「隙の無いキャリアウーマンだったので、緊張感を持って演じたんですが、みなさんの表情がにこやかで安心しました」と話し、「みなさんがお仕事に誇りを持っているのが伝わってきます。私も精進して誇りを身につけたいと思う」と女性自衛官たちが働く姿に感銘を受けた様子。また、「プロの声優さんがズラッと並んでて緊張しました。声優のお仕事は2回目でしたが充実してました」とアフレコを振り返った柴咲は、「テレビアニメも観てるし、単行本も買ってるくらいの大ファン。この作品は、イージス艦も実写と見まがう程の迫力があるし、ストーリーもスケールが大きくてダイナミックなので、大人も子どもも楽しめると思う」と自信を持ってアピールした。