井上三太の人気漫画『TOKYO TRIBE2』を、『冷たい熱帯魚』や『ヒミズ』などの映画で知られる園子温監督が『TOKYO TRIBE』(2014年公開)として実写映画化することが決定し、YouTubeで出演者の公開オーディションが行われることが27日、明らかになった。

『TOKYO TRIBE2』の実写映画化に挑む園子温監督

『TOKYO TRIBE2』は、1997年から2005年までファッション誌『boon』で連載された漫画で、それ以前に書き下ろされた『TOKYO TRIBE』の続編となる作品。架空の街"トーキョー"を舞台に、ストリートギャングたちの抗争を描き出している。園監督は、「ストリートギャングたちが大暴れする作品なので、私も大暴れするつもりです」と意気込み、オーディションに向け「新しい人たちと映画の新しい可能性をこの作品で発見したいと思っています」と語っている。

一方、原作者の井上は、「プロデューサーと10年くらい映画化したいとあたためていて、ついに念願かないました」とこれまでを振り返り、「出演者をオーディションするということで、僕の漫画のキャラクターがどのようになるのか、とても楽しみです。みなさんもぜひ楽しみにしていてください」とメッセージを送っていた。

『TOKYO TRIBE2』の原作者・井上三太

5月31日まで行われる「"SONO"映画に出たいか!? TOKYO TRIBE YouTube 公開オーディション」は、性別、国籍、キャリア不問で、日本に居住し18歳以上であれば誰でも応募することができる。オーディションサイトにある「模範演技」のデモ映像を参考に、自分の動画を撮影し、YouTubeに投稿するとエントリーとなる。その後、4月から6月までをめどに2次選考となる書類審査が行われ、3次選考は都内某所にて実技審査が行われる。審査通過者は同作の出演が約束されると共に、タレントプロモーション・マネジメント会社のフロムファーストプロダクションとのマネジメント契約の可能性もあるという。

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