鉄道博物館は15日まで、新幹線200系の引退記念イベントを実施する。館内に展示している200系の車内では、毎日午前11時から約10分間、「さよなら200系新幹線」と題した音声を放送。午後2時より、普段は聞けない200系の汽笛も吹き鳴らされる。

3月16日のダイヤ改正で定期列車の運行を終える200系

「さよなら200系新幹線」は、上越新幹線開業当時の放送を再現する「音で旅する200系新幹線」の内容を変更した特別バージョン。200系の汽笛が聞けるのは、午後2時からの「200系新幹線の連結器を見てみよう」(200系の連結器を実際に出し入れしながら、連結方法やしくみが説明される)実施時だという。

200系は東北・上越新幹線開業を受けて開発された車両で、1982年6月の東北新幹線開業とともにデビュー。最高速度は時速240km。現在、上越新幹線「とき」「たにがわ」で定期運転されているが、3月16日のダイヤ改正にともない、30年余りの活躍に幕を閉じることに。4月14日に予定される団体専用列車としての臨時運行がラストランとなる。