ファミリーマート船橋金杉店で設置する主な設備

ファミリーマートは2月14日に、最新鋭の省エネ設備等を備えた次世代型フラッグシップ店舗として、千葉県船橋市に「ファミリーマート船橋金杉店」をオープンする。

コンビニ業界初の「地中熱ヒートポンプ空調」など採用

同店では、ファミリーマート初となる「太陽光発電+リチウムイオン蓄電池システム」を採用。太陽光で発電した電気の一部を店内照明などに利用し、余った分は蓄電する。停電時の非常電源として備え、POSレジや照明に供給し、店舗の営業継続を可能にするという。

さらにコンビニエンス業界初の試みとして、地中熱を空調に利用する「地中熱ヒートポンプ空調」を採用。また、CO2冷媒利用システムによるノンフロン化により、地球温暖化を抑制する。これもファミリーマート初の試みであるとのこと。

また、商品陳列棚には、再利用が可能な100%硬質紙素材を使用。時間帯や季節で店内照明の明るさと色を調整する「調光調色LED照明システム」も取り入れる。イートインのタスクライトには、次世代有機ELを業界で初めて使用。イートインコーナーのテーブルと椅子には、リユース・リサイクルが可能なヒノキの間伐材を用いている。

同店では、「環境負荷低減」「災害時の営業継続」「新技術の活用」の検証も目的としている。今後、検証を重ね、他店にも導入可能な機器に関しては積極的に拡大し、ファミリーマート全体の電気使用量削減と共に、社会・生活インフラとしての役割を目指していくという。なお、同店舗の電気使用量は通常店舗と比較して約30%削減することを目標としている。