熱愛・破局・事件などの芸能ゴシップから、トレンド・グルメ・スポーツなどのスポット&イベント、便利・健康・天気などの生活情報まで、話題満載のワイドショーをイイとこ取りで紹介。これを見れば、1週間分のニュースを総ナメできる!

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●「オリラジ藤森、田中みな実アナとの交際認める」【スッキリ】

記者の質問に「自分では交際していると思っています。大事な人ですし」と語る藤森にチャラ男の面影なし。最後に「いずれは“みんな”のから“チャラ男”のみなみになればいいな」とウケを狙ったが、笑いは起きなかった。

井上公造が「純愛。営業妨害かもしれないけど、(藤森の)素はマジメな子だから」と自信満々に話す。実際、「交際報道からストレスで3キロもやせた」というから、あながちウソではなさそうだ。

一方、事務所先輩の加藤浩次は、「恋人がいるときにチャラチャラしてこそチャラ男!」「今、マジメなのは、チャラくするための前振り」「いや、チャラくいってほしいな~」とおもしろがっていた。彼にとっては今後の芸能生活を左右するターニングポイントだ。

●「田村淳、自粛明け6日ぶりの番組復帰。一方、元カノは……」【知り】

番組冒頭、起立した淳は、「視聴者の皆さん、世間を騒がせてしまって申し訳ありませんでした。情報番組のレギュラーを務める身として大人げない行動を取ってしまいました」と謝罪。しかし、その後は今まで通りのスタンスで出演した。

あまりに真摯な態度が痛々しく感じるのは、4月に破局報道のあった元恋人のモデル・矢野未希子が前日に入籍発表したからか。さらに彼女は、「彼は私が作ったご飯をおいしいおいしいと何度もおかわりしてくれる優しい人。とても誠実で、本当に心から尊敬出来る人です」とコメント。料理好きでウンチクの多い淳とは正反対のイメージか。


●「高岡早紀の内縁夫が失踪から一転、復縁希望に」【ミヤネ】

保坂尚輝との離婚後、内縁の夫A氏と婚姻届を出さないまま2人の子を出産。しかし、A氏がビジネスの失敗から失踪してしまうなど、波乱万丈の高岡。さらに今回、借金返済のメドが立った内縁夫から復縁を求められていると報道されたのだ。

この日、舞台『阿修羅のごとく』の会見に臨んだ高岡は、「私は家族を大切にしています」と宣言。もっと聞きたいところだが、共演者の加賀まりこが盾となったため、真相は明らかにされなかった。

宮根誠司が「こういうのがもとで女優さんはまた魅力的になっていくんですよね~」と盛り上げると、井上公造も「(共演の)荻野目慶子さん、奥菜恵さんもいろいろあった。その3人がそろった舞台は見物!」とPRする始末。何も情報がつかめなかったときの常とう手段だ。

●「『ももクロ』が男限定の武道館ライブ!」【スッキリ】

ももいろクローバーZの男性限定ライブ『男祭り2012』が開催。スタッフの女性もヅラをかぶり、全国22カ所の映画館中継も男性のみというこだわりが話題を呼んだ。

メンバーがライブを振り返って話しはじめると、山里亮太が「すごかった~。最高のライブ、ごちそうサマ!」とフレームイン。メンバーが間髪入れず、「収録中なんで」「関係者以外禁止!」「ファンの方はすみません」と連続ツッコミを浴びせるのはお約束だ。ただ、ライブで叫びすぎた山里の声はガラガラ。そのためか、かけ合いは盛り上がらなかったが、ライブの盛り上がりは伝わってきた。

●「本田美奈子さん、没後7年の追悼ライブ」【知り】

追悼ライブで、『1986年のマリリン』を歌うのはAKB48の高橋みなみ。生前、本田さんは「アイドルと見なされることを拒んでヘソ出し衣裳を選んだ」というだけに、人選に疑問が残る。

続いて、本田さんの母が登場。「映像を見ると涙が出ます。胸が熱くなりますし、『どこかでまだ仕事してるんじゃないか』という気がしてるので」としんみり語った。

その後、闘病時のVTRが流れると、田村淳が「病床で歌ってレコーダーに録音していたのは、『表現者としていつか復活したい』という強い思いからだと思う。だから同志が追悼ライブをするのでは?」といつになくいいコメント。先週の出演自粛効果?!

●「石田純一と東尾理子に待望の男児誕生!」【スッキリ】

熊田曜子もお祝いに駆けつけた東尾理子オフィシャルブログより

2009年12月の結婚から約3年、2人が授かったのは3362グラムの男児だった。出産に立ち会った石田は、「出血が多く、意識を失うほどの難産。本当にありがとう……」と感極まって絶句。これを見たテリー伊藤は、「これからずっと尻に敷かれるな」とニヤリ。素直に祝福しないのがテリーらしい。

おもしろいのは、いしだ壱成とすみれが駆けつけたこと。顔を合わせた3人の父は石田だが、母親は全てちがうのだ。58歳の石田パパは、「うちの場合、不思議なファミリーだから」と笑っていたが、むしろ子どもの器がデカすぎる。

●「『美脚大賞2012』、世代別で選ばれた4人は誰?」【知り】

聞けばすでに10回も行っているらしいのだが、今回はティーン部門に宮崎香蓮、20代部門に上戸彩、30代部門に吉瀬美智子、オーバーフォーティー部門に賀来千香子が選ばれた。

上戸が「1日立っていることも多いので、つらいときはその日のうちに足裏マッサージへ行く」、吉瀬が「家では常につま先立ちできるスリッパを履いている」、賀来が「近所を歩いたり、室内では自転車をこいでいる」と美脚の秘けつを語った。知名度の低い宮崎は、当然コメントのオンエアなし。そもそも受賞の理由がなく、本人が気の毒に見えた。

スタジオでは伊藤利尋アナが「淳さんが見とれています」とツッコんでいたが、むしろそのニヤけた顔がいやらしく感じてしまう。

●「マツコ、井筒監督にキレる」【スッキリ】

井筒監督の映画『黄金を抱いて翔べ』舞台あいさつに登場したマツコ・デラックス。“特別出演”というが、スクリーンに映ったのはわずか3秒だったことに、マツコは「こんなに胸を張って出て来られないのも珍しい。もうちょっと使ってくれるかなと思った」とキレると、井筒監督は「いや……」としどろもどろに。

それにしても、マツコを呼ぶだけで、こうしてワイドショーに取り上げられるのだからスゴイ。“3秒出演”のギャラは、いくらなのだろう。

●「話題の男・武井壮は、寝ない? 家がない?」【知り】

「陸上十種競技の元日本代表」という肩書きを持ち、「百獣の王」を目指して動物と空想バトルを続ける男・武井壮。番組は「寝ない、家がない」というウワサを検証すべく、武井に密着した。

仕事をこなしたあと、いきなり横になってしまう武井。しかし、わずか45分で起き、「時間じゃない。どれだけ猛烈に寝るか」と筋肉ポーズをキメる。その後、控室でイスを使ってトレーニングをはじめたり、夕食後にダッシュを繰り返したり、とにかく動きまわっていたが、けっきょく家には帰らなかった。

武井はその理由を「休んだり寝たりするのが家。活動時間のほうが長いから」と語るが、住吉美紀は思わず「一緒にいる人が大変そう……」とこぼしてしまう。それより、ほとんどフジテレビにしか出ない武井の芸能生活が大変そうだ。

●「『新語・流行語大賞』ノミネート発表。大予想!」【スッキリ】

スタジオではノミネートされた50語を並べて、12月3日に発表される大賞を予想。世間での予想は、「ワイルドだろぉ」と「iPS細胞」をだったが、はるな愛は「塩こうじ」、八代弁護士は「近いうちに解散」、テリー伊藤は「ワイルドだろぉ」、加藤浩次は「霊長類最強女子」を選んでいた。

一方、誰も言葉の意味すらわからなかったのが「この人を見よ」。これは素人による修復騒動で話題になったキリストの肖像画のタイトルだが、初めて聞く言葉がノミネートされるのも恒例だ。

「絶対に大賞獲って消えてやるぜぇ~」と宣言する“本命”のスギちゃん。「消える、消えない」コメントだけであと半年は消えない気がする。

●「恐るべし、サバンナ八木真澄が“武器本”を出版」【スッキリ】

著書『世界の武器』発売イベントを行った八木。スベリ一発ギャグが持ち味だけに、やはりふつうの本ではなく、「八木が考えた武器」を書き集めたものだった。

たとえば、降りるまで3日間かかる“遅い観覧車”、天ぷら油が駆け寄ってくる“ローラー天ぷら”、花粉症の人は近寄れない“杉の木の家”、さらに、“鉄の雨”“高熱まんじゅう”“あったカーペット”“虫からの信頼”など、そのブレないスベリぶりは半端ない。

事務所の先輩・加藤浩次は「よく書籍化したな~」と苦笑い。一方、テリー伊藤は「すごくいいと思う。アンパンマンだって最初はこうだったかもしれないし」とホメつつ、「でも、よく企画通ったな」とやっぱり苦笑い。これを話題にしてしまう同番組もスゴイ。


出演自粛の影響がアリアリの田村淳。「今は何を言ってもダメ」と思っているのか、コメント量が少なく、ぎこちない笑顔が目立った。特に、本職であるお笑い絡みのニュースにツッコめないのは痛々しい。

さらに、そんな淳をフォローするべき伊藤利尋アナのギャグは不発、住吉美紀の不思議ちゃんコメントも微妙……。高橋真麻アナだけが、この番組を盛り上げているように見えた。

木村隆志
コラムニスト、芸能・テレビ評論家、タレントインタビュアー。1日のテレビ視聴は20時間(同時視聴含む)を超える重度のウォッチャーであり、雑誌やウェブにコラムを執筆するほか、業界通として各メディアに出演&情報提供。取材歴1000人超のタレント専門インタビュアーでもあり、著書は『トップ・インタビュアーの聴き技84』など。