お笑い芸人の今田耕司と落語家の立川談春が6日、都内で舞台『The Name』の製作発表会見を行った。

舞台『The Name』の製作発表会見を行った今田耕司と立川談春 拡大画像を見る

放送作家の鈴木おさむが作・演出を手掛け、今田が様々なお笑い芸人と共演する舞台"今田耕司×鈴木おさむシーズ"の第4弾となる『The Name』は、初共演となる立川談春を迎えた密室劇。舞台は、テレビ局のプロデューサー(今田)が、名刺をきっかけに謎の男(立川)に拉致され、あるゲームに挑むことになる――というストーリーで、2013年1月31~2月3日の期間で東京・下北沢の本多劇場で公演。

今田は「談春さんは本当にすごい方なんで、段々と緊張感が沸いてます。落語とは接点が無かったので、本物の方とご一緒できてうれしい」と話し、役どころについて「恨みを買ってる人のモチーフはある。好きじゃないプロデューサーを真似してやろうと思います」とニヤリ。また、舞台で演じるのは、20年ぶりという立川は「周りの人が絶対に出るべきって言うから」とオファーを断ろうとしていたことを明かしつつも、「落語家はピン芸に甘えてるので、みんなで何かを作ることができるのかという不安はある。でも、不安よりも今田さんと鈴木さんへの興味の方が勝ったし、自分が人の演出を受けるとどうなるか?と興味がありますね」と楽しみな様子で、「テレビの最前線で戦ってる人たちの空気を吸って、また戻ろうと思います」と意気込んだ。

会見では「まだ3分くらいしか話してない」という2人のために、お互いを知る企画も行われ、今田は「趣味や好みは真逆かもしれませんけど、根底のダークな部分は似てると思う」と話し、談春も「そうかもね。根っこに暗い炎が渦巻いてるというか。でも、今田さんは想像以上に親切」と同調すると、今田は「うれしいです。談春さんを裏切らないように頑張りたい」と決意を新たに。1966年生まれの同い年という2人だが「同い年だけど、芸歴は談春さんの方が長いから先輩です。普段は後輩との絡みばっかりで、上の方とご一緒するのは久しぶりで……」と終始緊張ぎみだった今田は、「藤森の話でもしましょうか? そうですよ、付き合ってますよ!」と報道のあった後輩芸人でオリエンタルラジオの藤森慎吾と田中みな実TBSアナウンサーの交際を断言して報道陣を笑わせていた。