WOWOWのラマWスペシャル『尋ね人』(11月3日 19:30~)の完成披露試写会が1日、都内で行われ、主演の夏川結衣はじめ十朱幸代、志田未来、安田顕、満島真之介が出席した。

左から満島真之介、志田未来、夏川結衣、十朱幸代、安田顕 拡大画像を見る

WOWOWが無料放送を実施する3日の「TOUCH! WOWOW 2012 いいね♪ 3チャンネルの日」内にて放送する同ドラマは、『海猫』、『余命』などの谷村志穂が、今年5月に上梓した同名小説を映像化した作品。死期悟った母の美月(十朱幸代)からかつての恋人だった籐一郎を探して欲しいと頼まれた娘の李恵(夏川結衣)は、当時の100通もの恋文を紐解き、捜査を開始する。だが、捜査をしていくうちに母の知られざる過去を知る。

主演の夏川は「私も含め、自分が生まれる前に母親がどう考えていたのかということをほとんどの方が知らないと思います。それを探してくれと言われ、母親がどういう青春時代を過ごしていたのか探すのはすごく新鮮でした。撮影はハードでしたが、十朱さんがお母さん役でやりやすかったです。2人とも笑ってしまう性格でとても楽しかったですね」と振り返り、夏川が演じる李恵の母親を演じた十朱も「夏川さんは自然体で現場が明るくなります。そういう意味では助けられました」と褒め称えていた。

また、十朱扮する美月の若かりし日を演じた志田未来は、ロケ地の函館で「自転車をレンタルして1人で観光してました。観光客の方に、地元の方と間違えられて道を聞かれたりしました(笑)」とエピソードを明かした。さらに籐一郎役の満島からは「函館では半分ぐらい休みだったので、僕も自転車で街を散策しました。どこかで志田さんと鉢合わせしないかと常に考えていましたよ」と明かさた志田は「本当に現場ではいい意味でしつこい方でした」と苦笑いを浮かべて、「撮影初日から仲がいいシーンでしたから、満島さんのお陰で距離が短くなりました」と仕事上では感謝しきりだった。